【EC業界ニュース】ウォルマート、ショッピファイと提携 Weekly Topics! 06/10-06/16
トランスコスモス調査部が厳選する国内・海外EC業界ニュース
今週も国内外問わずEC市場の動きを、ダイジェストでお届けします。
世界30カ国・168の拠点があるトランスコスモスだからこそ伝えられる、
国内外EC業界の「今」が、5分でわかります。
今週のトピックはこちら。
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東急百貨店、オンライン接客開始
6月8日、百貨店大手東急百貨店が、ECサイトに接客対話を実現するAI搭載のセールスオートメーションシステムの実証導入を開始しました。同社は、実店舗での人による対話接客をECサイトでAIが実現することで、贈り先にぴったりのギフトや利用者のニーズあった商品を選べるサイト作りを目指しています。同サービスの導入は、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い延期されていましたが、6月8日(月)~16日(火)の期間で導入されました。
情報源:同社ニュースリリース「「東急百貨店×SELF」 導入開始のお知らせ」(2020/06/06)
イトーヨーカドー、ネットスーパー事業強化
先週より、イトーヨーカドーのネットスーパー事業強化の動きが相次いで発表されました。
6月8日、スーパー大手セブン&アイ・ホールディングスが、運営する「イトーヨーカドー ネットスーパー」の商品の受け取りができる「7&i ロッカー」の外部施設でのテスト運用を開始しました。今回は、同取り組みでは初のグループ外施設となる東京都足立区にある"うぃず西新井保育園"に設置されました。ロッカーは、「冷蔵・冷凍・常温」の温度帯に対応しており、子供の日々の送り迎えという日常の行動の中で商品の受け取りを可能にすることで、利用者の利便性向上を目指しています。
また、6月15日には、株式会社イトーヨーカ堂と、株式会社 10Xが、「イトーヨーカドー ネットスーパーアプリ」の本格運用を開始しました。同アプリはネットスーパーの注文を専用で行えるもので、商品を探しやすいユーザーインターフェースや、レシピと連動し必要な商品がワンタップで買い物できる機能、また、お買い得商品だけをまとめた「広告の品リスト」やお気に入りの商品を保存できる「マイリスト」機能等があります。アプリ開発の背景としては、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、ネットスーパーのニーズが高まったことを受け、WEB ページ以外の方法でも買い物ができるように開発されました。
情報源:同社プレスリリース「『イトーヨーカドー ネットスーパー』の商品が受け取れる!『7&i ロッカー』外部施設でのテスト運用を開始」(2020/06/08)、「『イトーヨーカドー ネットスーパーアプリ』誕生」(2020/06/15)
ザラ、店舗を大幅閉店へ
6月10日、ファッションブランドザラ(Zara)やベルシュカ(Bershka)などを有するインディテックス社(Inditex)が2020年第1四半期の決算発表を行い、1,000から1,200店舗を閉鎖する計画を明らかにしました。これと並行して、新たに最新技術で設備された450店舗をオープンする予定で、一連の計画を2020年から2022年にかけて実現する見通しです。また、店舗閉鎖に伴い、EC事業の売上構成比を2019年の14%から、2022年に25%以上に高めることも計画しており、EC強化に積極的に投資しています。
情報源:同社決算発表資料"Interim Three Months 2020 & Strategy update"(2020/06/10)
ゾゾ・マット、計測者100万人突破
6月11日、ファッションEC大手ゾゾ(ZOZO)が、スマホで簡単に足の3Dサイズを計測できる「ゾゾ・マット」の計測者数が、100万人を突破したことを発表しました。「ゾゾ・マット」は、2月27日から順次発送を開始しています。また、同社は靴の専門モール「ゾゾシューズ(ZOZOSHOES)」3月より開設していますが、「ZOZOMAT対応シューズ」はオープン時の約100種類から200種類にまで拡充しました。
情報源:同社プレスリリース「「ZOZOMAT」の計測者数、100万人を突破! 足の3D計測データから分析した、 日本全国の「平均足型」と「足の平均サイズ」を初公開!」(2020/06/11)
オカド、約1360億円の資金調達
6月11日、英ネットスーパー大手オカド(Ocado)が、新株発行で6億5,000万ポンド(約882億円)と社債の発行で3億5,000万ポンド(約475億円)と合わせて、10億ポンド(約1,357億円)の資金調達を行ったことを発表しました。調達した資金は、英国内でのネットスーパー事業の強化や海外におけるネットスーパー関連システムの普及に充てる予定です。同社は、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、国内外でネットスーパーの利用が急増しており、投資を拡大する必要があると判断しました。
情報源:同社IR"Results of Capital Raise"(2020/06/11)
ベイクルーズグループのコーヒーショップ、ライブ販売開始
6月12日、アパレル大手ベイクルーズのグループ会社であるFLAVORWORKSが運営するコーヒーショップRoasted COFFEE LABORATORYが、ライブコマースに本格進出することが明らかになりました。ONPA JAPANが運営する、ブランドが容易にライブ配信しながら商品を販売できるライブコマースプラットフォーム「ONPAMALL」にて不定期でライブ販売を行います。
ロコンド、化粧品取り扱い開始
6月12日、靴とファッションECのロコンド(LOCONDO.jp)で、「ロコンド ビューティー(LOCONDO Beatuy)」として、化粧品の取り扱いを開始しました。ロコンド ビューティーでは、有名人気ブランドのコスメを海外から取り寄せて販売します。対象アイテムには「海外便」とタグが付いており、判別しやすくなっており、ロコンドの通常販売商品とは別会計となります。
情報源:同社プレスリリース「靴とファッションの通販サイト「ロコンド」「LOCONDO Beauty」として本日より化粧品の取り扱いをスタート!」(2020/06/12)
フリップカート、音声アシスタント導入
6月12日、米小売り大手ウォルマート(Walmart)の傘下のインドEC大手のフリップカート(Flipkart)において、アプリに音声アシスタントを導入しました。現在は、スーパーマート(Supermart)と呼ばれる食料品のカテゴリーで使用することが出来ます。音声アシスタントは、ヒンディー語と英語に対応しており、Androidユーザーに対して公開されています。同社は今後、対応カテゴリーと、対応言語を拡大する予定で、またiOSアプリへの導入にも取り組んでいます。
ウォルマート、ショッピファイと提携
6月15日、米小売り大手ウォルマート(Walmart)が、カナダEC大手ショッピファイ(Shopify)との提携を発表しました。今回の提携によって、ショッピファイの中小販売業者にウォルマートのマーケットプレイスが開かれ、ウォルマートは2020年に1,200の新たな販売業者をプラットフォームに呼び込むのを目標としています。なお、同提携はアマゾン(Amazon.com)への対抗策として捉えられています。
情報源:ウォルマートプレスリリース"Walmart Expands Its eCommerce Marketplace to More Small Businesses"(2020/06/15)
今週の注目は、ウォルマートとショッピファイの提携のニュースだよ! |