【導入事例】デジタル会員証で店舗とECをつなぐワインショップ ENOTECA(エノテカ)/ LINE公式アカウント活用事例
「FOR ALL WINE LOVERS 」の理念の下、ワインショップ事業、通販事業、卸事業を展開されているエノテカ株式会社様(以下、エノテカ様)は、店舗・ ECへの送客を目的に LINE 公式アカウントを活用されています。
トランスコスモスでは、API連携プラットフォーム「DEC Connect(デックコネクト)」をハブに既存CRM、ECサイトと連携、LINEからの情報発信・利便性強化することでより送客力向上を支援しています。
エノテカ様の「DEC Connect(デックコネクト)」と連携したLINE公式アカウントを活用した取り組みをご紹介いたします。
1.LINE公式アカウント機能を最大限活かすために
エノテカ様は、以前よりLINE公式アカウントを活用しセール情報の配信やチャットボットを利用したおすすめワインを紹介するソムリエ機能などを実装、店舗・ECへの送客に貢献していました。
さらにLINEアカウントの利便性を高め来店動機を高めるために、トランスコスモスのAPI連携プラットフォーム「DEC Connect」を導入いただき、デジタル会員証や店舗検索、お気に入り店舗登録などアカウント内の機能を拡充、「DEC Connect」とCRM、ECと連携することでお気に入りに登録した店舗別の情報発信などを実施されています。
LINE公式アカウントシステム連携イメージ
2.デジタル会員証で、店舗会員様との接点強化
トーク画面メニューに「会員証」を用意。タップすると、友だちごとに固有の会員番号が発行され、店舗購入時にポイントを貯められます。さらに、ECサイトの会員登録をすることによってECサイトと店舗どちらで購入してもポイント付与、利用が可能になります。
これまで紙の会員証をお持ちのお客様へのセール情報などの各種お知らせは、ECサイトとの会員連携を実施していただいたお客様のみに限られていました。LINE公式アカウントでのデジタル会員証を導入した結果、ECサイトと連携されていないお客様に対しても、LINEにてメッセージ配信を行うことができるため、各種お知らせの配信が可能な新規会員数が紙の会員証にくらべて約300%アップ。さらに、デジタル会員証は公式アプリでも実施されていますが、多くのお客様がすでにLINEを利用され操作に慣れているため、店頭でお客様へ手軽にご紹介できることもありデジタル会員証導入後、友だち数が大幅に増加しました。
3.お気に入りショップからの各種情報取得
地域の特色を生かしたワインショップを展開されているエノテカ様では、定期的に各店舗の特色を生かしたイベントを実施しています。そこで、全国64店舗からお気に入りショップを10件まで登録可能。ショップのイベント・セール情報が配信されます。
各ショップからのメッセージ配信は、一部店舗様では来店効果をすでに実感されていますが、より効果的に配信を行うため、来店効果の検証方法を検討し、店舗別メッセージの配信を実施していく予定です。
■エノテカ株式会社 リテール戦略部 渡辺彩子様、渡辺陽介様、村山史香様よりコメントをいただきました。
既存のチャットボットの移植から、デジタル会員証追加までLINE公式アカウント活用にあたって必要な幅広い機能を、提案・導入いただきました。特にデジタル会員証は、ECシステムとの連携にあたって手探りな点も多くありましたが柔軟に対応いただき、店舗会員のお客様との接点を強化することができました。
今後、さらにLINEのメッセージ配信での効果をあげていくために、配信後の検証・改善フェーズの機能強化に期待と支援をお願いしたいと考えています。