ADAS(Advanced Driver Assistance Systems)
運転者の安全運転を支援する技術。自動ブレーキ、車線維持支援、死角検知などが含まれる、完全な自動運転ではなく、あくまで「補助」する先進運転支援システム。
AI / artificial intelligence(人工知能)
人間のように学習・判断・推論を行うコンピュータ技術の総称。画像認識、音声認識、自然言語処理など、さまざまな分野で活用されている。
API(Application Programming Interface) / オープンAPI
ソフトウェアやアプリケーション同士が機能を共有・連携するための「窓口」「ルール」のようなもの。例えば、天気情報を取得するAPIを使えば、自分のアプリに天気予報を表示できるなど。
オープンAIは誰でも利用できる公開されたAPIであり、開発者が自由に使ってサービスやアプリを作ることができる。
AR
現実世界にデジタル情報(画像、音声、テキストなど)を重ねて表示する技術。スマートフォンやARグラスなどを使って、現実の風景に仮想のオブジェクトを表示することができる。例:家具の配置シミュレーション。
bluetooth
短距離で機器同士を無線接続する技術。スマートフォンとイヤホン、パソコンとキーボードなどをケーブルなしでつなぐことができ、ペアリング(接続設定)することで、省電力で安全に通信できる。
BMS(バッテリーマネジメントシステム)
電池(特にリチウムイオン電池)の状態を監視・制御するシステム。電圧、温度、充電・放電のバランスなどを管理し、安全性や寿命を向上させる。電気自動車や再生可能エネルギーの蓄電池などに使われる。
BNPL(Buy Now, Pay Later)
商品を今すぐ購入して、支払いを後回しにできるサービス。分割払いや一定期間後の一括払いが可能で、クレジットカードがなくても利用できることが多い。若年層やオンラインショッピングで人気だが、使いすぎには注意が必要。
CASE
CASEは自動車業界の変革を表す4つのキーワードの頭文字。
C:Connected(接続性)A:Autonomous(自動運転)S:Shared & Services(共有とサービス)E:Electric(電動化)
これらの技術が融合することで、次世代のモビリティが実現される。
CBDC(Central Bank Digital Currency)
中央銀行が発行するデジタル形式の通貨。現金のデジタル版とも言え、国家が管理するため信頼性が高く、金融包摂や決済の効率化が期待されており、日本では「デジタル円」の検討が進められている。
CDP(Customer Data Platform)
顧客に関するデータを統合・整理し、マーケティングや分析に活用できるプラットフォーム。CRMよりも広範なデータ(Web行動、購買履歴、SNSなど)を扱い、パーソナライズされた体験の提供に役立つ。
ChatGPT
ChatGPTは、OpenAIが開発したAIチャットボットで、人間のように自然な会話ができる言語モデル。質問への回答、文章の作成、翻訳、要約、プログラミング支援など、幅広い用途に使われている。GPTは「Generative Pre-trained Transformer」の略称。
CPS(Cyber Physical System)
CPSは、現実世界(フィジカル)とデジタル世界(サイバー)を連携させるシステム。センサーやIoTで物理的な情報を収集し、AIやクラウドで分析・制御することで、スマート工場や自動運転などが可能になります。
CRM(Customer Relationship Management)
顧客との関係を管理・強化するための仕組みやツール。顧客情報、購買履歴、問い合わせ履歴などを一元管理し、マーケティングや営業活動を効率化する。
CX / UX
CX(Customer Experience、顧客体験) | 企業やブランドとのすべての接点における顧客の体験全体を指します。購入前から購入後のサポートまで含まれ、満足度やロイヤルティに大きく影響します。 |
UX(User Experience、ユーザー体験) | 製品やサービスを使う際のユーザーの使いやすさや満足度を指します。特にWebサイトやアプリの設計で重要視されます。 |
DX(デジタルトランスフォーメーション)
デジタル技術を活用して、企業や組織の業務・サービス・ビジネスモデルを根本的に変革することを指す。単なるIT導入ではなく、組織文化や働き方、顧客体験なども含めて、より競争力のある形に進化させることが目的。
D2C(Direct to Consumer)
メーカーやブランドが中間業者(小売店など)を介さず、直接消費者に商品を販売するビジネスモデル。自社ECサイトやSNSを活用して、ブランドの世界観を伝えながら販売・マーケティングを実施する。
EC(E-Commerce)
インターネット上で商品やサービスを売買することです。オンラインショップやマーケットプレイス(Amazon、楽天など)が代表的。
ERP(Enterprise Resource Planning)
企業の業務(会計、在庫管理、人事、販売など)を一つのシステムで統合・管理する仕組み。業務の効率化や情報の一元化が可能となる。
EOL(End of Life)
製品やサービスの「サポート終了」や「販売終了」を意味する。メーカーがその製品の更新・修理・セキュリティ対応などを行わなくなるタイミング。ソフトウェアやハードウェアに多く使われる用語。
EV / PHEV / FCV
すべて環境対応型の車両の種類。
EV(Electric Vehicle、電気自動車):バッテリーのみで走行する車。充電が必要で、排出ガスはゼロ。
PHEV(Plug-in Hybrid Electric Vehicle、プラグインハイブリッド車):電気とガソリンの両方で走行可能。充電もでき、電気だけで一定距離走れる。
FCV(Fuel Cell Vehicle、燃料電池車):水素を使って発電し、モーターで走る車。排出物は水のみ。
Gemini
Googleが開発した生成AIモデル。ChatGPTと同様に文章生成や質問応答ができる。
IIoT(Industrial IoT)
IIoTは、IoT技術を工場やインフラなどの産業分野に応用したものです。機械の稼働状況をリアルタイムで監視したり、故障予測を行うことで、生産性や安全性を向上させます。
IoT(Internet of Things)
IoTは、家電や車、工場の機械など、さまざまな「モノ」がインターネットに接続され、情報をやり取りする仕組みです。センサーや通信機能を使って、遠隔操作や自動制御が可能になります。
KGI/KPI
業務の成果指標のこと。
KGI(Key Goal Indicator、重要目標達成指標):企業やプロジェクトの最終的な目標を測る指標。例:年間売上10億円達成。
KPI(Key Performance Indicator、重要業績評価指標):KGIを達成するための中間的な指標。例:月間新規顧客数、サイト訪問数など。
KYC / eKYC
KYC(Know Your Customer、顧客確認):金融機関などが顧客の本人確認を行うプロセス。マネーロンダリング防止などの目的がある。
eKYC(電子KYC):オンラインで本人確認を行う方法。スマホで身分証を撮影したり、顔認証を使うことで、非対面でも安全に確認できる。
LINEミニアプリ
LINEアプリ内で動作する小規模なWebアプリ。インストール不要で、予約・注文・会員証・クーポンなどの機能を提供できる。企業がLINEユーザーと直接つながる手段として注目されている。
LLLMO(Large Language Model)
「大規模言語モデル最適化」の略で、ChatGPTやGeminiなどの生成AI(LLM)に対して、自社の情報を正しく理解・引用・出力させるための情報設計手法。従来のSEO(検索エンジン最適化)が「Googleなどの検索結果で上位表示されること」を目的としていたのに対し、LLLMOは「生成AIが回答を作成する際に、自社の情報を引用元として使ってもらうこと」を目的としている。
MaaS(Mobility as a Service)
車・バス・タクシー・シェアサイクルなど、複数の交通手段を一つのアプリやサービスで統合し、スムーズな移動体験を提供する仕組み。検索・予約・決済まで一括で行えるのが特徴。
MES(Manufacturing Execution System)
工場の現場で生産活動をリアルタイムで管理・監視するシステム。作業指示、品質管理、進捗確認などを行い、生産効率や品質向上に貢献する。
minimum viable product(MVP)
製品やサービスの開発において、最低限の機能だけを持つ初期版を指す。市場に早く出してユーザーの反応を見ながら改善していくことで、無駄な開発を避け、効率的に価値ある製品を作る手法。
NFT(Non-Fungible Token)
「代替不可能なデジタル資産」を証明するための技術。ブロックチェーン上で発行され、唯一性や所有権を保証することができる。
OMO
オンラインとオフラインの体験をシームレスに統合するマーケティング戦略。顧客がどこにいても一貫したサービスを受けられる。
OTA(Over The Air)
スマートフォンや車などの機器に対して、インターネット経由でソフトウェアを更新する技術。物理的な接続や持ち込みなしで、機能追加やバグ修正が可能。
PLM
製品の企画・設計・製造・販売・廃棄までの全ライフサイクルを一元管理する仕組み。情報共有や品質管理、コスト削減に役立つ。
POC(Proof of Concept)
POCは、新しいアイデアや技術が実現可能かどうかを検証するための試作・実験です。実際の導入前に、小規模でテストすることで、リスクや課題を明らかにします。
RegTech
金融や法務などの分野で、規制対応を効率化・自動化する技術。コンプライアンスチェック、リスク管理、報告業務などに活用される。
RFI(Request for Information)
企業がベンダーやサービス提供者に対して、製品やサービスに関する情報を求める文書。まだ選定段階で、比較や理解を目的とする。
RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)
RPAは、定型的な業務(データ入力、集計、メール送信など)をソフトウェアロボットで自動化する技術。人手を減らし、ミスを防ぎ、効率化を図る。
SEO
Googleなどの検索エンジンで自社のWebサイトを上位表示させるための施策。キーワード選定、コンテンツの質、リンク構造などが重要。
SOC / SIEM
サイバー攻撃の監視・分析を行う仕組み。
SOC(Security Operation Center):企業のITセキュリティを24時間監視・対応する専門チームや施設。
SIEM(Security Information and Event Management):ログやイベント情報を収集・分析し、異常や攻撃を検知するシステム。SOCで使われることが多い。
5G
5G(ファイブジー)は「第5世代移動通信システム」の略で、スマートフォンやIoT機器などの通信に使われる最新のモバイルネットワーク技術のこと。