DX用語集

デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進に欠かせないキーワードをわかりやすく整理した用語集です。
最新の技術トレンドから業務改善に役立つ概念まで、DXに関する重要な用語を網羅的に解説しています。

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あ行

アジャイル開発
柔軟で迅速なソフトウェア開発手法。小さな単位で開発・テスト・改善を繰り返し、変化に対応しやすい。

アフターサービスDX
製品やサービスの販売後に提供されるアフターサービス領域において、デジタル技術を活用して業務を効率化・高度化し、顧客満足度や収益性を向上させる取り組みを指す。

暗号資産
ブロックチェーン技術を使って取引や管理が行われるデジタル資産のこと。中央銀行や政府による管理がなく、分散型の仕組みで運用される。

インシュアテック
保険(Insurance)とテクノロジー(Technology)を組み合わせた造語で、デジタル技術を活用して保険業界のサービスや業務を革新する取り組みを指す。

ウォーターフォール
ソフトウェア開発やプロジェクト管理における従来型の開発手法の一つで、作業工程を順番に段階的に進めるスタイルが特徴。要件定義→設計→実装→テスト→運用と順番に進める。

オムニチャネル
企業が顧客と接するために使う、店舗・EC・アプリなど複数のチャネル(接点)を統合・連携させて一貫した顧客体験を提供する戦略のこと。

オープンバンキング
銀行などの金融機関が顧客の同意のもとで、第三者(主にフィンテック企業)にAPI(アプリケーション・プログラミング・インターフェース)を通じて顧客の金融データへのアクセスを許可する仕組み。これにより、より革新的で便利な金融サービスが提供されるようになる。

か行

ガバナンス
組織や社会において、意思決定や運営を適切に行うための仕組みやプロセス。文脈によって意味が少し異なるが、基本的には「ルール・責任・透明性・監視」の要素が含まれる。

機械学習 / ディープラーニング
AIの一分野で、データからパターンを学習し、予測や分類を行う技術。プログラムが明示的に指示されなくても、経験から改善される。
機械学習の中でも、特に「ニューラルネットワーク」を使って複雑なデータ(画像、音声など)を処理する手法をディープラーニングといい、AIの進化を加速させた技術。

キャッシュレス決済
現金を使わずに商品やサービスの代金を支払う方法の総称。スマートフォン、ICカード、クレジットカードなどを使って、電子的に支払いを完了させる仕組み。

協働ロボット(コボット、コラボレーティブロボット)
人間と安全に協力して作業できるよう設計されたロボットのこと。従来の産業用ロボットとは異なり、柵や隔離なしで人と同じ空間で動作できるのが特徴。

クラウドコンピューティング(IaaS / PaaS / SaaS)
インターネットを通じてコンピュータ資源(サーバー、ストレージ、データベース、ネットワーク、ソフトウェアなど)を提供する仕組み。

IaaS

仮想化されたハードウェア資源(サーバー、ストレージ、ネットワークなど)を提供。OSやミドルウェア、アプリケーションの管理は利用者が行う。

PaaS

アプリケーション開発・実行に必要な環境(OS、ミドルウェア、開発ツールなど)を提供。利用者はアプリケーションの開発・運用に集中できる。

SaaS

インターネット経由でソフトウェアを提供。インストール不要で、すぐに利用可能。インフラやアプリの管理は不要。

コネクテッドカー
インターネットや他の通信ネットワークに接続された自動車のこと。これにより、車両は外部のシステムや他の車両、インフラ、クラウドサービスなどと情報をやり取りできるようになる。

さ行

サイバーセキュリティ
コンピュータシステム、ネットワーク、データを不正アクセス、攻撃、損失、破壊などから守るための技術や仕組み、対策の総称。現代のデジタル社会では、個人・企業・政府すべてにとって非常に重要な分野。

サイバーリスク管理
企業の情報資産を守り、事業継続を確保するため、サイバー攻撃や情報漏洩などのリスクを特定・評価・対策するプロセス。

サプライチェーンDX
在庫最適化、納期短縮、リスク管理の強化のため、サプライチェーン全体をデジタル技術で効率化・可視化する取り組み。

サプライチェーンマネジメント(SCM)
コスト削減、納期短縮、品質向上を目的に、原材料の調達から製品の配送まで、全体の流れを最適化する管理手法。

自動運転レベル
自動運転の進化段階を示す指標(レベル0〜5)。
レベル0:手動運転/レベル1〜2:運転支援/レベル3:条件付き自動運転/レベル4:高度な自動運転(特定条件下)/レベル5:完全自動運転(人の操作不要)

自動発注システム
在庫状況や販売データに基づいて、必要な商品を自動で発注する仕組み。

車載OS
車両の電子制御やインフォテインメントを管理する専用のOS(AUTOSAR / Android Automotive OSなど)

スプリント
迅速な改善と柔軟な対応を目的に、短期間で集中的に作業を行う開発サイクル。主にアジャイル開発で使われ、通常1〜4週間で成果物を出す。

スマートシティ
ICT(情報通信技術)を活用して、都市の課題(交通、エネルギー、防災など)を効率的に解決し、住民の生活をより便利・安全にする都市づくり。

スマートファクトリー(工場のスマート化)
IoTやAIを活用して、生産工程を自動化・最適化した工場。リアルタイム監視、予知保全、柔軟な生産対応が特徴。

生成AI
文章、画像、音声などを自動生成するAI。ChatGPTや画像生成AIなどが代表例。

ゼロトラスト
「誰も信用しない」前提で、社内外問わず常に認証・監視を行う、すべてのアクセスを検証するセキュリティモデル。

た行

デジタイゼーション
紙の書類をスキャンしてPDFにする、手書きの記録をExcelに入力するなど、アナログ情報をデジタル化すること。

デジタライゼーション
業務やプロセスをデジタル技術で効率化・自動化すること。

デジタルツイン
現実の物体やシステムをデジタル上に再現した仮想モデル。製造、都市管理、医療などでシミュレーションや予測に活用する。

デジタルバンク / ネオバンク
店舗を持たず、スマホで口座開設、送金、融資など、すべての銀行サービスをオンラインで提供する銀行。

データウェアハウス(DWH)
企業の意思決定のために、整理・統合された構造化データを分析用途で格納するシステム。

データレイク
構造化・非構造化データをそのまま大量に保存できるストレージ。柔軟性が高く、AIや分析用途に向いている。

電子棚札 / スマートレジ / 無人店舗
店舗運営をデジタル技術で効率化・高度化する、店舗DXの代表例。

トレーサビリティ
製品や部品の流れを追跡・記録できる仕組み。

は行

ビッグデータ
従来の方法では処理が難しいほど大量・多様・高速なデータ群。

フィンテック(FinTech)
「Finance(金融)」+「Technology(技術)」の造語。金融サービスをITで革新する分野。

フレームワーク
ソフトウェア開発や業務設計などで使われる「枠組み」や「基本構造」。

ブロックチェーン
取引履歴を分散型ネットワークで記録・管理する技術。改ざんが困難。

ま行

マイクロサービスアーキテクチャ
アプリケーションを小さな独立したサービス(マイクロサービス)に分割して構築する設計手法。

マスカスタマイゼーション
大量生産の効率性を保ちながら、個々の顧客のニーズに合わせて製品をカスタマイズする手法。

メタバース
インターネット上に構築された仮想空間(3Dのデジタル世界)のこと。ユーザーはアバター(分身)を使ってその空間に入り、他のユーザーと交流したり、仕事や買い物、ゲームなどを体験できる。

モバイルオーダー
スマートフォンなどのモバイル端末を使って、商品やサービスを事前に注文する仕組み。

ら行

レコメンドエンジン
ユーザーの好みや行動履歴に基づいて、商品・サービス・コンテンツなどを自動的に提案するシステム。ECサイトや動画配信サービス、SNSなどで広く使用される。

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