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【海外事例】最先端テクノロジーを活用したプロモーションとは?オンラインショッピングの今を解説!

新型コロナの影響を受け、ロックダウンで店舗が閉鎖され買い物ができなくなる状況下、多くの消費者はオンラインショッピングの利用を増やしています。

そのため、海外で実店舗を展開する大手ブランドや小売は、これまで以上にオンラインでのプロモーションを強化するほか、これまで店舗で提供していたサービスをオンラインで再現するためのテクノロジー活用にも注力しています。特に、目立つ取り組みとしてはビデオチャットを活用したバーチャル接客があげられ、最近では国内でも化粧品やアパレルブランドが積極的に導入する傾向がみられています。

そこで、ここではテクノロジーを使ったリアルな店舗体験を再現した取り組み、そして、話題となったプロモーションについてご紹介したいと思います。


目次[非表示]

  1. VRを活用した、まるで店舗で買い物をしている体験を提供!リアルタイムに店員がビデオチャットで接客
  2. 自撮り写真から自分そっくりのアバターを作成したバーチャル試着
  3. ライブ配信やビデオチャットを駆使したバーチャル接客!オンラインでスキンケアやメイクアップのお悩み解決
  4. ついにリモートワークにも対応!バーチャルメイクアップを使ったプロモーション

VRを活用した、まるで店舗で買い物をしている体験を提供!リアルタイムに店員がビデオチャットで接客

中国百貨店K11は新型コロナにより外出が制限されるなか、顧客に対して在宅にいながら店舗と同様のショッピング体験を提供したいと考えました。そこで、メッセンジャーアプリWeChat(微信)のミニプログラム機能を使いVRショッピングモールを開設しました。VRショッピングモールでは、実際に歩き回っているように回遊することができます。

K11のようにVRストアを構築することは、最近トレンドとなっており高級ブランドDior(香水)やIWC(腕時計)に加え、資生堂もVRストアを構築し、これまで店舗でしか味わうことのできなかったブランドの世界観をオンラインでも再現しています。K11では、よりリアルに店舗体験を再現するため、VRモール内から店員を呼び出し、リアルタイムにビデオチャットで接客対応するサービスも提供しています。商品を購入する際には、店員から受け取ったQRコードか、K11が別途構えるオンラインショッピングモールのいずれかで購入できます。

3月末に正式オープンしたVRモールでは、46ブランドの商品を購入することができ、わずか1か月間で約20万人がVRモールで商品を購入したそうです。


<K11がWeChat内に構築したVRストア、実際に店舗を訪問するように店員からの接客も受けることができる>

引用元:騰訊網「疫情加速VR购物落地,广州K11部分店铺线上客流是疫前10倍」

自撮り写真から自分そっくりのアバターを作成したバーチャル試着

ウェディングドレスのD2CブランドBirdy GreyではECサイトでも、これまで展開してきたポップアップストアと同様の試着体験を提供したいと考えました。そこで、よりリアルな試着体験を提供するために、アバター試着専用プラットフォームのFORMAを導入。アバターといえば、これまでアニメーションタイプのものが主流すが、Birdy Greyの導入したFORMAの技術では、自撮りを使って写真からリアルな分身を作成できます。

FORMAは、AIの画像認識技術を用いることで、自撮り写真から体のみ切り出します。これに、ECサイトに登録されている衣類の画像を重ねることで、まるで本当に自分が商品を試着したように写真を仕上げます。ポーズに合わせてドレスも形を変えることができることも特徴となっています。

Birdy Greyによると、試着体験を再現する精度が高いことから、FORMAのバーチャル試着サービスを利用した顧客のコンバージョン率は高く、通常と比べ約6倍となったそうです。


<Birdy GreyのECサイト、該当商品の試着には自分の自撮りをアップロードする必要がある>

引用元:https://www.birdygrey.com/​​​​​​​

ライブ配信やビデオチャットを駆使したバーチャル接客!オンラインでスキンケアやメイクアップのお悩み解決

オセアニア地域で展開する化粧品小売大手のMeccaでは、ロックダウンにともない商品紹介を行うライブ配信に加え、ビデオチャットを活用したバーチャル接客を新たに開始しました。

「Mecca Live」と呼ばれるライブ配信では、美容に関連するトレンドに加え、新発売商品の紹介、また化粧品ブランドの開発者やメイクアップスタイリストとの対談について日々配信しています。

この他にメイクアップやスキンケアのお役立ちコンテンツとして「Mecca TV」のプログラムも立ち上げ、Mecca Live内で配信しています。より顧客の要望にあったコンテンツ配信を行うために、専用のFacebookファンページを立ち上げて意見の募集も始めました。

また、チュートリアル動画よりも自分にあったアドバイスが欲しい顧客に対しては、ビデオチャットを使ったコンサルサービスを提供しています。15-30分のコンサル枠で、美容部員がFacetimeやWhatsappで対応し、顧客の悩みを聞きながら、休業中の店舗内にある製品を使い肌色に適した商品のレコメンド、商品の使い方の説明などを行います。スキンケアやメイクアップ用品以外にもフレグランスの紹介も行っているそうです。Meccaは、顧客が日ごろから使いなれているアプリを使ったサービス提供をしたいと考えて、FacetimeやWhatsappの採用を決めました。


<MeccaのECサイトでは、今後実施するライブ配信イベントについて告知している>

引用元:https://www.mecca.com.au/

ついにリモートワークにも対応!バーチャルメイクアップを使ったプロモーション

ソーシャルディスタンスを保つため、世界的にリモートワークを推奨する動きのなかで、特に女性は出勤する時と比べメイクをしない日が増えていると思います。しかし、在宅にいても急なビデオカンファレンスへの対応が必要な日もあります。そこで、化粧品ブランドのL’Orealではビデオチャット時に利用できるバーチャルメイクアップサービスを開始しました。

元々スマホアプリ向けに、同社商品を試すことのできるバーチャルメイクサービスを展開していましたが、今回はビデオチャットにも対応しました。ZOOMやGoogle Meetといった様々なビデオチャットアプリに対応するため、Snapchatの提供するPCで利用可能なSnapCamera向けにフィルターを配布しました。あらかじめSnapCameraでメイクアップのフィルターを設定しておけば、ZOOMやGoogle Meet利用時に、使用するカメラにSnapCameraを選ぶことで、選んだフィルターのメイクを施したイメージで会議に臨むことができます。

フィルターは、傘下ブランドGarnier、Lancôme、L'Oréal Paris、Maybellineを含む8種類配布しており、各ブランドをイメージしたメイクと背景がセットとなっています。そのため、ビデオチャットを行う相手にもどのブランドのバーチャルメイクをしているかが伝わり、宣伝にもなっています。


<L’Oreal、Snap Cameraの活用でオンライン会議のメイクも簡単に>

引用元:L’Oréal first beauty company to partner with Snap Camera​​​​​​​


今回紹介した事例は、K11やBirdy GreyはVRやAIなどの最先端テクノロジーの活用、Meccaではライブ配信やFacetime・Whatsappなどのコミュニケーションアプリを使うことでオンラインでよりリアルな店舗体験の提供を実現しました。また、L’Orealは、いわゆるInstagramやFacebookといった一般的なソーシャルメディアとは異なる、新型コロナの影響を受け利用が増えたソーシャル性の高いゲームやコミュニケーションプラットフォームをうまく活用することで、ニューノーマルに対応した商品やブランドのプロモーションに取り組み話題を集めました。

すでに、世界的に新型コロナの第二波が懸念されるなか、ますます小売やブランドは店舗でのショッピング体験を補完するために、オンラインで提供するサービス充実を強化していくでしょう。特に事例で紹介したような、VRやAIといった最先端テクノロジーはりリアルな体験の再現を可能とするため、今後もこういったテクノロジーを活用した事例が注目となりそうです。



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trans+(トランスプラス) 編集部
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ITアウトソーシングサービスで企業を支援するトランスコスモス株式会社のオウンドメディア編集部。メンバーはマーケター、アナリスト、クリエイターなどで構成されています。

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