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【国内・海外EC業界ニュース】ZOZO、「いつでも買い替え割」開始 Weekly Picks!9/25-10/1

トランスコスモス調査部が厳選する国内・海外EC業界ニュース

今週も国内外問わずEC市場の動きを、ダイジェストでお届けします。

世界33カ国・171の拠点があるトランスコスモスだからこそ伝えられる、

国内外EC業界の「今」が、5分でわかります。


今週のトピックはこちら。

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目次[非表示]

  1. ZOZO、着なくなった服の即時ポイント化「いつでも買い替え割」開始
  2. Amazon、Alexaの新機能を発表
  3. メルカリ、累計取引件数5億回突破
  4. Naver、モバイルメニュー注文サービスをリリース
  5. PayPal、中国進出へ

ZOZO、着なくなった服の即時ポイント化「いつでも買い替え割」開始

 9月25日、ファッションEC大手ZOZOが洋服の下取りサービスである「買い替え割」の新サービスとして、「いつでも買い替え割」の提供を開始しました。「いつでも買い替え割」は、過去にZOZOTOWNで購入した商品の中で、ポイント化したいものを選択すると、即時にZOZOポイントと交換できるサービスです。これまでの「買い替え割」では、商品購入時に下取り金額分の割引を行っていましたが、新機能の追加により、いつでも着なくなった商品のポイント化が可能になりました。下取り価格は、ZOZOグループのデータを活用し、機械学習を用いて算出することで、その時点での最も高い価格を提示します。なお、同社は「買い替え割」の拡充に注力するため、ブランド古着宅配買取「ZOZOTOWN買取サービス」を今期中に終了させることを明らかにしました。

情報源:同社プレスリリース「ZOZOTOWN、 着ない洋服をいつでもポイントに交換できる 「いつでも買い替え割」を本日開始」(2019/9/25)

Amazon、Alexaの新機能を発表

 9月25日、米EC大手AmazonがAmazon Device Eventを開催し、同社の音声アシスタントAlexaの新機能を発表しました。発表された20機能のうち、EC関連のものとしてバッテリーや空気清浄機のフィルターといった消耗品の残量通知機能があげられます。これは、すでに提供している消耗品を自動注文するサービスを拡張したもので、自動的に残量の少ない商品の再注文を行うことに加え、事前にAlexaが通知を行うという機能も追加されました。同機能は、AmazonのSmart Home Skill APIの一部として今後リリースされる残量センサーによって動作します。

情報源:同社ブログ“New ways Alexa makes life simpler and more convenient”(2019/9/25)

メルカリ、累計取引件数5億回突破

 9月25日、フリマアプリ大手メルカリが、累計取引件数が2019年9月18日時点で、5億回を突破したことを発表しました。メルカリは2013年7月よりサービス提供を開始し、現在は日本国内での利用者数が月間1,350万人を超えています。

情報源:同社プレスリリース「フリマアプリ「メルカリ」、累計取引件数5億件を突破 〜捨てられていた不要品に新たな価値を〜」(2019/9/25)​​​​​​​

Naver、モバイルメニュー注文サービスをリリース

 9月26日、韓国ポータルサイト大手Naverがレストラン向けモバイルメニュー注文サービスの提供を開始しました。同サービスの導入によって、レストラン利用者はテーブルから自身のスマートフォンを使ってQRコードを読み込むことで注文が可能となり、同時にNaverPayで決済も行うことができます。さらに、レストラン経営者にとっても、効率的に業務を行うことが出来るほか、人的ミスの軽減などにもつながります。

情報源:Aju Business Daily“Naver releases mobile food ordering service for restaurants”(2019/9/26)​​​​​​​​​​​​​​

PayPal、中国進出へ

 9月30日、米決済大手PayPalがGoPayの買収を通して中国に本格進出することが明らかになりました。これによりPayPalは、中国でオンライン決済サービスを提供する、初の外資系プラットフォームとなります。今回買収するGoPayは、オンラインとモバイル決済サービスプロバイダーのライセンスを保有する企業で、主にEC・越境EC・航空観光業界などにサービスを提供してきました。現在、中国の決済市場はAliPayやWeChat Payなど地場企業が主導権を握っていますが、今後EC市場の拡大と共に、決済市場の成長も見込まれています。

情報源:TechCrunch「オンライン決済サービスのPayPalがGoPay買収を通じて中国に本格進出」(2019/10/1)​​​​​​​


POINT

 9月30日、米PayPalは中国人民銀行より地場オンライン決済サービスGoPay(国付宝)の株式取得の承認を得ました、2019年末には買収を完了する見込みです。すでに、中国ではAlibaba(Alipay)とTencent(WeChat PayやQQ Walletを含むTenPay)が第三者決済においてシェア9割以上を占めるなど、両社の複占状態にあるため(2019年Q2時点、Analysys調べ)、現地ではPayPalがシェアを拡大できるか疑問視する報道もされています。しかし、買収先であるGoPayは、越境オンライン決済にも対応していることが強みとなっています。前瞻産業研究院の分析によると、中国の越境オンライン決済取引額は2018年時点で、5,000億元(約699億ドル)で、2020年には1兆元(約1,399億ドル)を超える見込みです。PayPal自体は、約100か国以上での展開実績を強みとしているため、越境EC決済市場を狙っていくことが考えられます。こうした両社のシナジーを活かして、今後、PayPalが中国市場でどれだけプレゼンスを伸ばすことができるか注目されます。


~トランスコスモス調査部より~


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trans+(トランスプラス) 編集部
trans+(トランスプラス) 編集部
ITアウトソーシングサービスで企業を支援するトランスコスモス株式会社のオウンドメディア編集部。メンバーはマーケター、アナリスト、クリエイターなどで構成されています。

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