【国内・海外EC業界ニュース】アリババ、決算発表 Weekly Picks!02/12-02/18
トランスコスモス調査部が厳選する国内・海外EC業界ニュース
今週も国内外問わずEC市場の動きを、ダイジェストでお届けします。
世界30カ国・168の拠点があるトランスコスモスだからこそ伝えられる、
国内外EC業界の「今」が、5分でわかります。
今週のトピックはこちら。
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コストコ、オーストラリアでオンライン販売開始
2月12日、米大手スーパーのコストコ(Costco)が、オーストラリアでネット通販サイトを開設しました。同サービスは、店舗で買い物するのと同様に、年間60ドル(約4,500円)の会員のみが利用できます。コストコは、2009年にオーストラリアに店舗を設立し、現在は国内で12店舗運営しています。なお、同社は昨年日本でもネット通販サイトを開設しています。
楽天、決算発表
2月13日、ネット通販大手楽天が、2019年度第4四半期と通期の決算発表を行いました。2019年通期で、連結売上高は、前年同期比14.7%増の1兆2,639億3200万円、営業利益は同57.3%減の727億4,500万円でした。最終損益は、ネット通販の物流やモバイル事業への投資が負担となり、8年ぶりの319億円の赤字となりました。また同社は、注目を集めている「送料無料」の問題に関して、「送料込み」に名称を変更、および対象商品の一部変更を行ったものの、3月18日にサービス導入は、変わらず行う予定であることを明らかにしました。
情報源:同社決算発表資料「2019年度通期及び第4四半期決算説明会」(2020/02/13)
アリババ、決算発表
2月13日、中国ネット通販大手アリババが、2019年10月から12月期の決算発表を行いました。アリババグループの全体の売上高は、前年同期比38%増の1,614億5,600万元(約2兆5,700億円)で、営業利益は同48%増の395億6,000元(約6,300億円)となり、成長を続けています。2019年11月11日に開催された「独身の日」の売上は、過去最大となりました。また中国小売りプラットフォームの月間アクティブユーザーは、8億2,400万人に達し、9月末時点に比べ3,900万人増加しています。
情報源:同社プレスリリース”Alibaba Group Announces December Quarter 2019 Results”(2020/02/13)
ロッテ、マートとスーパーを200店統廃合
2月14日、韓国小売り大手のロッテショッピングが、「ロッテマート」と「ロッテスーパー」を中心に、今後3~5年かけて店舗の統廃合を進めていく計画を明らかにしました。ここ数年の主力のディカウントショップとスーパー事業の不振によって、展開する約700店舗の約3割にあたる約200店を統廃合の対象としています。なお、同社は今年3月に各事業のインターネット通販サイトの統合も予定しており、ネット通販事業を本格化する計画です。
情報源:朝鮮日報「韓国流通最大手ロッテが事業再編、百貨店・量販店200カ所閉鎖へ」(2020/02/14)
ウォルマート、ジェットブラック閉鎖
2月14日、米スーパー大手のウォルマートが、ニューヨークエリアの富裕層の顧客を対象に展開していた、テキストや音声で商品を注文できるサービス、「ジェットブラック(JetBlack)」を2月21日に終了することを発表しました。これに伴い、約300人の従業員が解雇される予定です。ジェットブラックのチームは、ウォルマートに会話型の購買の能力を与え、顧客の新たな買い物体験を構築したとメッセージを発表しています。
ウォルマート、決算発表
2月18日、米スーパー大手のウォルマートが2019年11月から2020年1月期の決算発表を行いました。売上高は、前年同期比2.1%増の1417億ドル(約15兆8700億円)、純利益が同12%増の41億4100万ドル(約4600億円)となりました。アメリカでのネット通販事業では、同35%増と成長を見せました。既存店売上高は、ネットで注文した商品を最寄りの店舗で受け取れるサービスを拡大したため、同1.9%増えました。
情報源:同社プレスリリース”Walmart Releases Q4 and FY20 Full-year Earnings”(2020/02/18)
ヤフー、即時配達サービス「PayPayダッシュ」発表
2月18日、ヤフーは即時配達サービス「PayPayダッシュ」を準備中と発表しました。正式ローンチは未定ですが、まずは、福岡・天神で実証実験を開始するとしています。サービス内容は、ユーザーから注文を受け付け、商品をピックアップ、そして自転車で商品をユーザーのもとへ届ける模様です。単独アプリとして提供されるようですが、EC、フリマ、タクシー配車につづくスーパーアプリの一環になりそうです。
情報源:CNET Japan「”Pay Pay”が即時配達サービスに参入へ–注文した商品を自転車で届けるPayPayダッシュ」 (2020/02/18)