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【EC業界ニュース】アマゾン、1時間で食品受け取りがホールフーズの全店舗で可能に Weekly Topics! 10/21-10/27

トランスコスモス調査部が厳選する国内・海外EC業界ニュース

今週も国内外問わずEC市場の動きを、ダイジェストでお届けします。

世界26カ国・93の拠点があるトランスコスモスだからこそ伝えられる、

国内外EC業界の「今」が、5分でわかります。


今週のトピックはこちら。

※2024年3月更新

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目次[非表示]

  1. アマゾン、1時間で食品受け取りがホールフーズの全店舗で可能に
  2. ペイパル、仮想通貨で支払い可能に
  3. 世界のEC売上、約半数を中国4社が独占
  4. サムズクラブ、床拭きロボット372台追加導入へ
  5. ペイペイフリマ、価格を設定せずに出品できる新機能追加
  6. ギャップ、北米の約350店舗を閉店へ
  7. フェイスブック、ワッツアップビジネスサービスの課金を開始

アマゾン、1時間で食品受け取りがホールフーズの全店舗で可能に

EC Weekly Picks アメリカ国旗

10月21日、米EC大手アマゾン(Amazon.com)が、オンライン注文から1時間で生鮮食品を店頭で受け取れるサービスを始めました。有料のプライム会員を対象に、傘下のホールフーズ(Whole Foods)全店で導入します。

会員は一回で35ドル(約3,700円)以上注文すればピックアップサービスを無料で利用でき、35ドルに満たない場合は、1回4.99ドル(約520円)のサービス利用料を支払うと同様のサービスを受けることができます。

なお、同社は同発表のなかで、毎月のホールフーズのピックアップの40%以上は、初めてサービスを利用する会員によるものであると明らかにしています。

情報源:同社ブログ "Free, one-hour grocery pickup now available at all U.S. Whole Foods Market locations"(2020/10/21)

ペイパル、仮想通貨で支払い可能に

EC Weekly Picks アメリカ国旗

10月21日、米オンライン決済大手ペイパル(PayPal)が、仮想通貨による支払いサービスを始めると発表しました。

同社は正規ライセンスを保有するパクソス(Paxos)との提携により、仮想通貨事業への参入が可能となりました。取り扱うのはビットコイン、イーサリアム、ライトコイン、ビットコインキャッシュ(Bの4銘柄です。

数週間以内にアメリカで開始し、2021年初めに世界のペイパル加盟店2,600万店以上で仮想通貨を使った支払いができるようにする計画です。

ペイパルは世界に3億人を超える利用者がおり、仮想通貨の普及の後押しとなると見られています。

情報源:日本経済新聞「米ペイパル、仮想通貨で支払い可能に ビットコイン高騰」(2020/10/21)

世界のEC売上、約半数を中国4社が独占

EC Weekly Picks グローバル国旗

10月21日、フォーブス(Forbes)がアクティブ・コンサルティング(Activate Consulting)のレポートを紹介しました。

レポートによると、世界のEC規模は昨年3.4兆ドル(約357兆円)に達しました。

また、何千ものブランドや小売業者が37%を分割している一方で、58%をタオバオ(Taobao.com)、天猫(TMall.com)、アマゾン(Amazon)、JD.com、ピンドゥオドゥオ(Pinduoduo)、イーベイ(eBay)の6社に集中していることが明らかになりました。特に中国企業4社で44%を占めています。

EC市場は2024年までにほぼ2倍になり、昨年の3.4兆ドルから世界全体で6.5兆ドル(約682兆円)に成長する予測です。

情報源:Forbes"44% Of Global eCommerce Is Owned By 4 Chinese Companies"(2020/10/21)

サムズクラブ、床拭きロボット372台追加導入へ

EC Weekly Picks アメリカ国旗

10月21日、ウォルマート(Walmart)の子会社である会員制アウトレットのサムズクラブ(Sam's Club)が、導入しているTennantの床拭きロボットT7AMRを2020年中にさらに372台追加導入することを発表しました。これで全米599店すべてにロボットが導入されることになります。

同ロボットは床拭きだけでなく、店内在庫のチェックも同時に行えることが特徴となっています。

情報源:CISION"Brain Corp Expands Commercial Relationship with Sam's Club to Power In-Club Autonomous Robots and Connected Data Services"(2020/10/21)

ペイペイフリマ、価格を設定せずに出品できる新機能追加

EC Weekly Picks 日本国旗

10月22日、EC大手ヤフー(現 LINEヤフー株式会社)が運営するフリマアプリペイペイフリマ(PayPayフリマ)で、価格を設定せずに商品を出品できる新機能が追加されました。

出品者向けのメニューに「あとで価格をつける」という選択肢が新設され、これを選んで出品された商品は、アプリ上での価格が「???円」となります。

価格は購入希望者から出品者に提案し、出品者が24時間以内に提案を承諾すると価格が決定します。

情報源:同社ニュースリリース「価格設定に悩まずスムーズ出品! 【価格おまかせ出品】をリリース」(2020/10/22)

ギャップ、北米の約350店舗を閉店へ

EC Weekly Picks アメリカ国旗

10月22日、米アパレル大手ギャップ(Gap)が、仮想投資家説明会を開催しました。

同説明会で、今後は販売の軸足をECに移す計画を明らかにし、北米で運営する傘下店舗の3割にあたる約350店を閉店することを発表しました。

「ギャップ」と「バナナ・リパブリック」が対象で、2024年1月までに閉店します。まずは、約350店のうち75%が22年1月期までに閉店となります。

情報源:同社IR"Gap Inc. Investor Meeting"(2020/10/22)

フェイスブック、ワッツアップビジネスサービスの課金を開始

EC Weekly Picks アメリカ国旗

10月22日、SNS大手フェイスブック(Facebook)が、ワッツアップ(WhatsApp)のビジネスサービスの一部で企業への請求を開始すると発表しました。

ビジネスサービスでは中小企業は顧客とチャットしたり、サポートを提供したり、製品を直接販売したりできます。

課金されるのは搭乗券や製品の領収書などの特定のメッセージとなりますが、料金はマーケットや送信されるメッセージの量によって異なります。

これまでフェイスブックはインスタグラム(Instagram)やフェイスブックの広告に依存して収益を生み出してきましたが、今回の変更でワッツアップからも収益を上げていく計画です。

情報源:CNBC"Facebook will start charging for WhatsApp Business services"(2020/10/22)


POINT
今週の注目は、「アマゾン、1時間で食品受け取りがホールフーズの全店舗で可能に」だよ!


trans+(トランスプラス) 編集部
trans+(トランスプラス) 編集部
ITアウトソーシングサービスで企業を支援するトランスコスモス株式会社のオウンドメディア編集部。メンバーはマーケター、アナリスト、クリエイターなどで構成されています。

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