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【2021年EC業界ニュース】米アマゾン、スマート冷蔵庫の開発が進行中か ほか

トランスコスモス調査部が厳選する国内・海外EC業界ニュース

今週も国内外問わずEC市場の動きを、ダイジェストでお届けします。

世界30カ国・168の拠点があるトランスコスモスだからこそ伝えられる、

国内外EC業界の「今」が、5分でわかります。

今週のトピックはこちら。

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目次[非表示]

  1. 米アマゾン、英国初の4つ星商品を集めた実店舗「フォースターストア」を開設
  2. 英大手百貨店デベナムズ、オンライン・マーケットプレイスとして再開
  3. 米アマゾン、スマート冷蔵庫の開発が進行中か
  4. 米ホームセンター最大手のホーム・デポ、ウォルマートと配送業務で契約
  5. 韓国のネット通販企業ティモン、ティックトックと提携を発表
  6. アマゾンジャパン、国内2ヶ所でアマゾン・ロボティクスを導入した物流拠点を開設
  7. ユニクロ、ネット購入の商品を店頭に受け取るサービスを全国750店舗で開始

米アマゾン、英国初の4つ星商品を集めた実店舗「フォースターストア」を開設

EC Weekly Picks イギリス国旗

10月6日、米小売大手の「アマゾン(Amazon)」は、家電や雑貨などを扱う実店舗「フォースターストア(4-Star Store)」を英国で開設したことが報じられました。このフォースターストアは、同社の通販サイトで購入者から4つ星以上の評価を受けた人気商品のみを取り扱っています。すでに米国国内で30店舗以上ありますが、国外展開としては今回が初めてです。新設された店舗では、英国アマゾンで販売されている人気商品の中から厳選した約2,000点が陳列され、それぞれの商品価格や星の評価、評価数をチェックできるデジタル値札が付けられています。また、実店舗に訪れる消費者はオンラインと同じ価格で商品を購入でき、アマゾンプライム会員の場合は様々な特典の利用も可能だと同社より説明されました。

情報源:itv.com " Amazon opens first UK non-food store at Bluewater Shopping Centre "(2021/10/06)

英大手百貨店デベナムズ、オンライン・マーケットプレイスとして再開

EC Weekly Picks イギリス国旗

10月6日、英ファッション小売「ブーフー(Boohoo)」に買収された英大手百貨店「デベナムズ(Debenhams)」は、オンライン・マーケットプレイスとして再開したことが報じられました。品揃えとして、ファッションから美容、スポーツ、家庭用品まで多岐にわたっており、英国最大のマーケットプレイスを目指すとしています。同社は2020年12月に倒産を発表し、2021年の初めにブーフーより買収されました。現時点で英国市場の年間アクセス数は3億件を達成し、スキンケア製品の小売業者として英国2位の規模を誇っています。近年ネットショッピング需要が急増しており、デベナムズはオンライン・マーケットプレイスへ転換することで、事業成長に新しい機会を創出しているとみられます。

情報源:Internet Retailing " Boohoo relaunches Debenhams as a marketplace, sets sights on growing its customer base across fashion, beauty and homewares "(2021/10/06)

米アマゾン、スマート冷蔵庫の開発が進行中か

EC Weekly Picks アメリカ国旗

10月6日、米ホームセンター最大手「ホーム・デポ(The Home Depot)」は、米小売大手の「ウォルマート(Walmart)」と配送業務で提携したことが明らかにされました。ウォルマートが2021年8月に、中小事業者向けに消費者の自宅まで配送するサービス「ウォルマート・ゴー・ローカル(Walmart GoLocal)」の提供を発表して以来、初めての大型顧客として注目されます。契約期間やサービス料金はまだ公表されていません。なお、同サービスの利用により、小型の工具やペンキ、日曜大工用品などをテキサス州まで配送することができるとホーム・デポは説明しました。同社は、年内に配送地域の拡大意向も表しています。

情報源:TechCrunch 「アマゾンがスマート冷蔵庫を開発中と情報筋、ミルクが切れそうになると教えてくれる」(2021/10/06)

米ホームセンター最大手のホーム・デポ、ウォルマートと配送業務で契約

EC Weekly Picks アメリカ国旗

米小売大手の「アマゾン(Amazon)」は、中に入っている商品をモニターし、ユーザーの購買習慣を把握できるスマート冷蔵庫の開発していることが報じられました。具体的には、同社レジなしストア「アマゾン・ゴー(Amazon Go)」に導入されている「ジャスト・ウォーク・アウト(Just Walk Out)」技術を冷蔵庫に応用し、中身を検知してパーソナライズされた提案を行います。例えば、商品に基づいたレシピ推薦や、購入頻度の高い商品の在庫が少なくなる際に、同社アプリ経由の追加注文を提示することなど、様々な機能を搭載する予定です。また、情報筋によると、冷蔵庫の製造は、家電メーカーと提携する形で行う可能性が大きいとしています。

情報源:日本経済新聞「米ホーム・デポ、即日・翌日配送をウォルマートに委託」(2021/10/07)

韓国のネット通販企業ティモン、ティックトックと提携を発表

EC Weekly Picks 韓国旗

10月6日、韓国でネット通販事業を展開している「ティモン(TMON)」は、中国発のショートビデオプラットフォーム「ティックトック(TikTok)」と提携したことを発表しました。ティックトックと提携した最初の韓国企業として注目されています。ティモンは、近年ユーザー数が増え続けているティックトックの影響力を借りて、動画による商品宣伝で販売促進を狙うことが考えられます。具体的には、同社は商品紹介の動画作成に、ティックトックのクリエイターを全力支援すると説明しました。また、一部のクリエイターには、ティモンが主催するライブ配信で司会者として出演する可能性があるとしています。

情報源:Korea JoongAng Daily " TMON and TikTok sign a partnership "(2021/10/07)

アマゾンジャパン、国内2ヶ所でアマゾン・ロボティクスを導入した物流拠点を開設

EC Weekly Picks 日本国旗

10月6日、アマゾンジャパンは、物流拠点として、東京都青梅市と千葉県流山市に物流センターを新設することを発表しました。これにより、同社は国内で20以上の物流センターを持つことになり、商品保管能力を10%以上増やすことができます。また、新しく開設される物流拠点では、同社が開発しているロボット活用した最新テクノロジー「アマゾン・ロボティクス(Amazon Robotics)」や自動化技術を導入する予定で、注文処理からトラックへの積み込みまで対応するそうです。こういった技術の導入により、業務の効率性を向上し、配送のスピードアップを実現させます。

情報源:ECzine 「Amazon、物流拠点を東京・千葉に新設 国内拠点は20以上、商品保管能力が10%以上増加」(2021/10/08)

ユニクロ、ネット購入の商品を店頭に受け取るサービスを全国750店舗で開始

EC Weekly Picks 日本国旗

10月8日、アパレル大手の「ユニクロ(UNIQLO)」は、ネット注文して店頭で商品を受け取れる新サービス「ORDER & PICK」を開始したことを発表しました。具体的には、顧客がアプリやサイトで商品を注文し、スマホで決済を済ませた後、最短2時間で指定した店舗で商品をピックアップすることができます。全国約750のユニクロ店舗で利用可能です。ユニクロはネット通販と実店舗の融合を実現するため、数年前から中国においてネットで購入した商品を店頭で受け取るサービスを開始しており、大きな成果を上げています。今回は、中国で成功した仕組みを日本国内に応用することで、顧客の利便性を高めるとしています。

情報源:日本経済新聞「ユニクロ、ネット注文後2時間で店舗に商品」(2021/10/09)


POINT
今週の注目は「アマゾンのスマート冷蔵庫開発」の動きだよ!


trans+(トランスプラス) 編集部
trans+(トランスプラス) 編集部
ITアウトソーシングサービスで企業を支援するトランスコスモス株式会社のオウンドメディア編集部。メンバーはマーケター、アナリスト、クリエイターなどで構成されています。

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