【対談】製薬・ヘルスケア企業 第3極の販路圏 DXプリホールセラー企業はなぜ誕生した? 第2弾 ~MRのノンコア業務アウトソース編~ Session2
※本記事は11月1日にEC-X ECブログに掲載された記事を転載しています。 |
Session2:ノンコア業務のアウトソース化についてトランスコスモスが提供するソリューションとは
対談者
トランスコスモスの提供するソリューション
本多:
「当社でもMRノンコア業務のアウトソースを支援できるソリューションがあるのですね。詳しく教えてもらえますか。」
鳥山:
「それにはやはり、クライアント様への導入事例をご覧いただく事が一番ご理解いただけるかと存じます。3例をパネルにまとめましたのでご覧ください。」
ノンコア業務アウトソース化
鳥山:
「まず、はじめに製薬会社様での事例です。いただいた課題は、製薬会社様から病院・クリニック等への「新薬の販売・販売中止の告知」。これら告知業務は突発的に起こりますが短期間で対応するスキームがないため、告知そのものの品質が安定せずクレームに発展するケースが多々発生するとお聞きしました。
そこで弊社施策として、「DM発送」「アウトバウンド(電話案内)」で告知するスキームを構築。品質については、小ロットも大ロットも同一にすることでトラブル防止・クレーム激減に成功しました。
工程としては、製薬会社様からは「DMの仕様」「発送・アウトバウンドの対象リスト」のご提示のみ。あとは弊社サイドでDM制作・コールセンター業務をワンストップで遂行。病院・クリニック等への高精度な「アウトバウンド・DM制作&発送」スキームを構築しました。」
本多:
「弊社が持つ豊富な人員やパートナーシップとの連携により、ロットの大小を問わず同一の高品質を保てた点が大きいのですね。」
ノンコア業務最適化
鳥山:
「続いてはCRMコンサルティングについての事例をご紹介します。
こちら、CRM基盤の再構築・ロイヤリティプログラム向上を目指すも企画に着手できず運用にまで回せない状況であるとお聞きしました。そこで弊社施策として、製薬会社様と「現状実務を伴走」することでビジネスの理解を深め、課題を抽出する策に打って出ました。
実務の伴走で見えてきたのが「戦術策定・評価・実行体制」の脆弱性。解決策は「目的の明確化・運用基盤の再設計・企画実行(POC)・体制確立」の4指針と定めました。結果、「既存のロイヤリティプログラムの昇華」というソリューションをご提供するに至りました。」
本多:
「弊社スタッフをお客様に「常駐」させることで、打開策が得られた事例ですね。」
ノンコア業務効率化
鳥山:
「三例目は弊社が注力している「ショッピファイ」を活用した、アナログ運用からデジタル運用へ転換した実例をご紹介します。
こちらの企業様、従来は販促物の受発注業務を拠点から管理スタップへ電話やFAXで依頼。それを受けたスタッフは受発注内容をExcelの手打ち入力で管理。在庫の足し引き、倉庫への発注をアナログ運営していたため工数増加・受発注ミスが多発しておりました。
そこで弊社は、その受発注業務に「ショッピファイ」を導入。拠点スタッフは携帯やPCなど端末から受発注を依頼すれば、発注サイトで在庫をオート管理。さらに弊社のロジスティックサービスを用いることで発注サイトと倉庫をシームレスに連携でき、工数と受発注ミスを大きく減らすことに貢献できました。」
本多:
「ショッピファイを起点としたECワンストップサービス、正に弊社が持つ最大のメリットを活かした事例といえますね。」
トランスコスモスへのニーズと評価点
本多:
「最適化、効率化、アウトソース化のすべてに対応できるということがよく理解できました。導入事例については話し足りないのではないでしょうか?(笑)」
鳥山:
「確かに事例についてはまだまだ話し足りないのですが、時間には限りがありますからね(笑)」
本多:
「では最後に、ご紹介いただいた弊社ソリューションに関し、製薬・H&BC企業様からのニーズや評価点はどうですか」。
鳥山:
「新規ECの立上げでは「ノウハウ、リソース、全部の機能の提供」を求められるケースがあり、当社としてもフルでご提供させていただき、ご好評をいただいております。
既存でECを実施している企業様においては、EC運営のコンサルティングやShopifyに代表されるようなECシステムの入れ替え、CRMなどのニーズを多々頂いている状況です。弊社は、お客様からの様々なご要望を多角度から検知し、フレキシブルで最適なソリューションをご提供できる…その点は強く自負しております。」