TCFD提言後のトランスコスモスの対応・取り組みの紹介をします!
※本記事は2023年3月30日にトランスコスモスSDGs委員会に掲載された記事を転載しています。 |
こんにちは。トランスコスモスSDGs委員会 オープン社内報 編集者のよっしーです。今回のSDGsオープンラボのテーマは「TCFD情報開示」について。その内容を報告します。
現在、東証プライム企業は、気候変動に関する情報開示が必須となっています。
少しさかのぼると、世界で2006年に、「PRI(責任投資家原則)」が提唱され、ESG投資についての注目が高まりました。これが投資家の指標となって、2015年、日本においてGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)がPRIへ署名したことで、実質的に日本のESG投資がスタートしました。
気候変動関連では、国によって2050年、2060年など達成年の違いがあるもののカーボンニュートラルを目指すことが世界中でのコンセンサスとなっています。こういった世の中の流れがあり、気候変動への対応と情報開示が必須となっています。
トランスコスモスもTCFDに基づき情報開示をする予定です。(2023年3月 情報開示済み)
TCFDの情報開示は以下の4テーマです。
① ガバナンス
② 戦略
③ リスク管理
④ 指標と目標
では、トランスコスモスの具体的なTCFD情報開示内容をご紹介します。
まずは、「①ガバナンス」と「③リスク管理」です。トランスコスモスでは、2020年にSDGs委員会を設置し、下の図のような体制を整え、リスク管理を行っています。
トランスコスモス 気候変動ガバナンス/リスク管理体制
「②戦略」ではリスク・機会の特定を行いました。
IEA(国際エネルギー機関)など国際的機関が出しているシナリオから、2℃未満(1.5℃含む)および4℃それぞれぞれの気温上昇時の世界観を定義し、起こりえるリスクと、機会を特定します。
例えば、2℃シナリオのリスクでは簡単に言うと「対応しないリスク」が大変大きいということが分かりました。
また、機会としては「脱炭素社会にどう企業としてサービスを提供していけるか」がキーとなります。脱炭素へ貢献する事業をお客様とともに社会へ提供していく、ということですね。
トランスコスモスの2℃(1.5℃含む)シナリオ
トランスコスモスは「⑤指標と目標」で2030年までに2021年度比46%減、2050年までにCO2排出量「実質ゼロ」を設定しています。
この目標をはじめ、今回のTCFD情報開示を通して認識した課題に取り組み、トランスコスモスとしてのESG経営をすすめていきます。
脱炭素社会に向け、一緒に考えていきましょう!