アドテック東京で聞いてみた!デジタル社会に適した広告プラットフォームとして大切なこと
※2023年10月更新
目次[非表示]
10/17(火)~18(水)の2日間に渡って開催されたアドテック東京。
年々マーケターによる注目度は高まり、9回目の開催となった今年は、公式カンファレンスの参加者が過去最高を記録したと発表されました。(参考:コムエクスポジアム・ジャパン プレスリリース)
今回、トランスコスモスからは取締役上席常務執行役員 兼 CMOである佐藤俊介が、以下のセッションでモデレーターとしてカンファレンスに登壇させていただきました。
「A-6 デジタル社会に適した広告プラットフォームの変化」
そこで私も、前回のアドテック神戸に引き続き、アドテック東京に潜入!
佐藤が登壇したセッションテーマ「デジタル社会に適した広告プラットフォームの変化」に基づき、“デジタル社会に適した広告プラットフォームとして一番大切なこと”について、出展企業様のブースにお邪魔し、聞いてみました!
プラットフォーマーやメディア、インフルエンサーマーケティングなど、様々な視点からそれぞれの想いを伺ってきましたのでご紹介します!
Q.デジタル社会に適した広告プラットフォームとして一番大切なことは何だと思いますか?
AIを利用したデータインテリジェンスプラットフォーム「Aixon(アイソン)」を提供しているAppierさん。
「“正しい広告配信“はAIにお任せし、マーケターは”人間が行うべきマーケティング活動”に専念していく時代。AIで効果的なCRMを行っていきましょう!」(大山氏)
これからのデジタル社会にはAIも積極的に活用していくべき、ということですね!
企業や商品に関するニュースを動画コンテンツ化しターゲットへ訴求できるサービスを提供しているNewsTVの代表取締役である杉浦さんは、プラットフォームも広告主もユーザーも、みんながハッピーになっていく事がデジタル社会には必要、と言います。
「広告枠が多すぎてユーザーが嫌になったり、プラットフォーム目線すぎて広告主が嫌になったりなど、今までのマス広告中心の時代では起こらなかったことがデジタル社会では出てきます。そのためにも全体を最適化していくべきですね。」(杉浦氏)
リッチメディア広告のプラットフォーム「Smart Canvas」やダイナミックネイティブ広告「カメレオン」などを提供しているヒトクセさん。カメレオン仕様のヘッドフォンがひときわ目を引いていた山内さんに、熱く語っていただきました!
「広告が嫌われ始めている現代、プラットフォームはユーザーからも広告主からも愛される存在いくことが大切です!」(山内氏)
続いては、イスラエル発のモバイルアプリ向けグローバル広告プラットフォームを提供するTapticaの細川さんにお伺いしました。
“Ad the Right User”を標語として掲げているTapticaさん。
「正しいユーザーに広告を配信するだけではなく、アドフラウドや不正の問題も出てきているので、ユーザーに向けて“正しい広告”を打つ、ということをプラットフォームとして最も大事にしています。」(細川氏)
モバイルアプリ向けの統合プラットフォーム「DataLift360」を提供しているAppLiftの藤田さんも、ユーザー目線というのを大切にすべきと言います。
「広告もメディアも重要ですが、そこにいるユーザーのコミュニケーションを阻害してしまうとそもそも全てがダメになってしまいます。このマーケットが生き残るためには、全員が”良い広告”というのを求めていかなければいけないと思っています。」(藤田氏)
カルチャーからトレンド、テクノロジー、おもしろいモノ、感動するコト、刺激的なキーパーソン・・・いま世界で起きているあらゆるトピックを扱うライフスタイルメディア「TABI LABO」を運営するTABI LABOさん。
「デジタル社会にはやはり”愛”が必要です。アドフラウド問題もそうですが、誠意を持ってユーザーや広告主と向き合わなければいけません。これはWEBメディアでコンテンツを見てもらうことにも通じていきます。」(加藤氏)
確かにTABI LABOには「愛」をテーマにした記事がとても多いです!(Tシャツのロゴも良く見たら「Saunner(サウナー)」でした!サウナ愛を感じます!)
最後に、展示ブースから華やかさが溢れ出ていた、インフルエンサーマーケティング事業を展開しているミンツプランニングの金本さんにお伺いしました。
「今はスマホ中心の社会。ユーザーが楽しむことが一番大事です!そこで広告自体も、ユーザーが楽しめる広告を作っていかなくてはいけないですね!」(金本氏)
Instagram運用代行やコンサルティングに強みを持っているミンツプランニングさんらしい回答でした!
このように、皆さまそれぞれの視点からご回答いただきましたが、プラットフォームとして広告主・ユーザー視点を持ち合わせていくことが大切という意見が多く、ユーザーに合ったコンテンツ・有益だと思ってもらう広告をもう一度考えよう、というメッセージとして受け取れました。
今はどんどんWeb広告が疎まれてしまう時代。パブリッシャーがどのようにブランドや商品の価値を発信していくべきか、真剣に考えさせられるとても良い機会になりました。
デジタル社会にはデジタル社会としての様々な問題があります。みんながハッピーになれるようなコミュニケーションを目指して、私たちも精進していきます!
業界のキーパーソンはどう答える?
さて、DECLab(デックラボ)が皆さまにさせていただいたこの質問、実は弊社佐藤がモデレーターを務めたセッションで議論されています。
プラットフォーマーとして“デジタル社会に適したプラットフォーム”というものをどう捉えていて、何を大切にしていくべきなのか。
スピーカーは、
Supership株式会社 代表取締役社長 森岡 康一 様
株式会社サイバーエージェント 常務取締役 小池 政秀 様
LINE株式会社(現 LINEヤフー株式会社)上級執行役員 田端 信太郎 様
です。
業界を牽引するキーパーソンでもあるお三方は何を語ったのでしょうか。
その様子はSupershipさんのオウンドメディア「Super Magazine」でレポートとして公開されております!お楽しみに!
毎年業界の流れを感じられるアドテック。来年も楽しみです!
取材にご協力いただきました皆さま、ありがとうございました!