「広告はスポンサーファーストからコンテンツファーストへ」北島康介氏がミーアンドスターズで実現したいこと【アドテック東京2018】2/2
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10回目の開催となるアドテック東京2018で、取締役上席常務執行役員兼CMOであり、ミーアンドスターズ株式会社の代表取締役社長兼CEOを務める佐藤俊介が、アテネ・北京両オリンピック金メダリストであり、ミーアンドスターズ株式会社の執行役員CSO(最高スポーツ責任者)に就任した北島康介氏を招き、「広告はスポンサーファーストからコンテンツファーストへ」と題したキーノートセッションを行いました。
佐藤と北島氏の対談シーン
※ この記事は、前半の佐藤パート、後半の佐藤×北島氏のセッション、計2回に渡ってお届けしております。
↓↓前半のパートは下記の記事をご覧ください。
[モデレーター] 佐藤 俊介 |
[スピーカー] 北島 康介 |
目次[非表示]
そして「北島康介」氏がスターに!
北島氏の参加が決定
「このコンテンツを使って、少しでもスポーツ界をよりよくしていきたい」
自己紹介の冒頭で少し緊張しながら、そうコメントした北島氏から、スポーツ業界に貢献したいという強い想いが伝わってきました。
北島氏の紹介シーン
「アスリートや元アスリートの競技以外の魅力を伝える新しいプラットフォームとしてこのサービスに可能性を感じ、ミーアンドスターズのCSO(最高スポーツ責任者)に就任した」という北島氏。
就任時の記事はこちらをご覧ください。
では、北島氏がこのサービスで具体的に実現したいこととは何なのでしょうか。 ここからは、佐藤と北島氏の対談形式でお伝えします。
スポーツ業界の現状
佐藤
スポーツ業界で、いろんな問題が起こっている昨今、どのようにスポーツ業界に貢献していこうと思いますか?
北島氏
引退して2年半ほど経ちますが、自分はどのようにスポーツ界に貢献できるのだろうということは、常に考えてきました。
トレーナの指導などの幅広い活動をさせてもらう中で、「選手がスターであってほしい」というアスリートファーストや、「選手たち自身がもっとスポーツ業界を盛り上げていってほしい」という想いから、このサービスに賛同しました。
そして、「まずは自分がスターをやってください」と佐藤さんに言われたことから、今回、自分自身がスターをやることになりました(笑)
佐藤
スポーツ業界が荒れている状況ですが、やはり水泳業界にもそのような傾向がありますか?
北島氏
自分は協会の人間でないのと、ほかの業界がどうなっているのかはわかりませんが、水泳業界の組織自体はしっかりしているほうだと感じています。
ただ、指導者に引退はないですが、選手はどんどん入れ替わっていきますよね。なので、指導者もインプットを増やして、今の時代や世界の状況についていくことがマストで、どんどん変化していくべきだと思います。
自身が考えるこれからの指導者の在り方を、真剣な表情で語る北島氏
「北島康介」氏がやりたい企画とは?!
「スポーツ業界に貢献出来るなら鍛えた体を張りたいです」
以前そのように話していた北島氏の言葉を元に、ミーアンドスターズの若手の放送作家チームと北島氏自身でで、たくさんの企画を考えました。 今回のセッションではその中から、6つの企画案をご紹介しました。
企画案①『北島康介の逆サンタ「タンサクロース」子供から親に「夢」を』
佐藤
簡単に説明すると、いつもプレゼントをくれるサンタさん(親)に、子供からプレゼントを贈ろうという企画で、その初代イメージボーイが康介君です。この企画を選んだ理由は何ですか?
北島氏
単純に、子供から親に夢を与えるというのが面白そうだと思ったからです。
佐藤
そうですね、基本的におもしろそうだと思ってもらえる企画しか考えないようにしていますからね。
企画案②『北島康介の「夢・宅配社」子供たちに「夢」を』
佐藤
先ほどに引き続き「夢」に関することですが、この企画はどうでしょう?
北島氏
子供たちに「夢」を届けたり、「夢」を共有してもらったり、「夢」を見させるなどという活動は、実際に僕がしてきていたことでもあります。スポーツ自体、トップ選手になればそういうことをしていく流れがありますが、ミーアンドスターズでやればもっともっと出来るのではないかというのが一番の理由です。
企画案③『北島康介の「1日宣伝部長」』
佐藤
急に堅苦しくなりましたが(笑)「日本全国の市町村の宣伝から、個人店舗で実演販売まで」ということで、かなり体を張ることになりますね。こちらについては?
北島氏
したことがないので、ちょっとしてみてもいいんじゃないかなというのか理由です。
佐藤
「1日●●」などという企画は、よくありますよね!
北島氏
そうですね。ただ、そういうのを僕自身はしたことがないんです。
佐藤
バラエティ番組は基本的には出ないですか?
北島氏
あまり出ないですね。
佐藤
では、これはかなりレアですよね?
北島氏
そうですね、どんな風になるのかというのがなかなか想像ができないです。
企画案④『北島代行社』
佐藤
これはどちらかというと営業的なことをやってみることになりますよね。 康介君は営業もできるんですか?
北島氏
できるかどうかは分からないです。全くできないかもしれないですけど。
佐藤
まずはやってみようと?
北島氏
はい、そうです。
企画案⑤『北島康介、ふるさとの「顔」になります』
佐藤
康介君は、実は故郷が東京ですが、どうしてこれを?
北島氏
東京生まれということもあり、地方の良さというのを体感する機会がなかったんですけれども、選手をやりながら全国いろんなところへ行かせてもらって地方の良さを知ったり、”もし自分が東京以外のところで生まれ育っていたらどうなっていたんだろう?”という想いがあり、これも是非やってみたいなと思っています。
佐藤
なるほど。今は「ふるさと納税」をやっているところも多いですもんね。
企画案⑥『北島ブートキャンプ』
佐藤
最後はド直球な企画ですね!北島康介君は今でもスポーツをやられていると思いますが、これはどういったものですか?
北島氏
そうですね。1つは”日米で学んだトレーニングなどを皆さんに共有したい”というのと、もう1つは元々スポーツジムをプロデュースしたり、選手だけでなくトレーナーを指導して世界に発信していき、日本のトレーナーがとても優秀だということを伝えるような活動もしているので、こういう企画もできると思い選びました。
北島氏らしい企画の数々
このように、アスリート北島氏らしい「夢」などをテーマにしたスポーツマンシップな企画案が挙がりました。スターによってバラエティ豊かなコンテンツが生まれるのも、「コンテンツファースト」を提唱するサービスの醍醐味ではないでしょうか。
さらにセッションでは、自身がアスリートからビジネスの世界に飛び込んだ北島氏に、スポーツ選手がビジネスを始めることについての考えを語って頂きました。次からは、その様子についてお伝えします。
スポーツ選手がビジネスを始めることについて
佐藤
オリンピック選手は、現役時代は毎日のようにテレビに出たりと活躍の場がありますが、引退後はビジネスが自分でできないと、道がかなり限られてきてしまうようなことがありますか?
北島氏
そうですね。やはり4年に一度のオリンピックをはじめ、選手時代しか注目されないということはあります。2020年のオリンピックで終わりではないし、この先ずっと日本のスポーツがどうあるべきかというのは、皆さんと一緒に考えたいと思っています。
自分はオリンピックを通して成長させてもらって、スポンサーさんに背中を押していただいたり、仲間や国民の皆さんに応援していただいたことが結果につながりました。
今までは、引退後は指導者になるんでしょ?と当たり前のように言われることが多かったですが、今の選手たちが自分で目標を立てて、ビジョンを描いて、行きたい方向に進めるような引き出しを増やしてあげることがすごく必要だと思います。
佐藤
康介君のようにスポーツをやられた人で、会社を経営している人はどのくらいいるんですか?
北島氏
プロやアマチュアを含めて全体を見ても、そんなに数は多くないと思います。
佐藤
スポーツ1本でやってきた選手たちにとっては、いきなりビジネスを始めることに戸惑いはありますか?
北島氏
そうですね。僕も、地球の距離にすると2~3周しているんじゃないかというくらいずっと水の中で過ごしてきて、ほかのことを考える間もなく水泳の技術の事などを考えていました。なので、もっと若いうちにいろんな人と接していろんな話をしたかったなと思いました。
スポーツ選手がビジネスを始めることについて、自身の想いを述べる北島氏
佐藤
今は、引退して急にインプットが増えて、今までやったことがないことに挑戦してみようという気持ちになったんですかね。 アスリートはみんなできないことや、やりたいことにチャレンジするエネルギーがすごくあると思うので、それはすごく大きなことだと思います。 康介君の周りのアスリートで、新しいことをやってみたいという仲間はいますか?
北島氏
やりたくてもできることが分からないと思っている人たちは多いのではないでしょうか。
企業やスポンサーがいてテレビに出ることはそんなに難しくないのかもしれないですけど、何かを始めるのに引き出しやアドバイスしてくれる人がいないと難しいことだと思います。
佐藤
テレビのオファーのように受け身ではなく、能動的に動かなきゃいけない起業などにはリスクを感じて一歩踏み出せないというのがあるんですね。
北島氏
そうですね。
佐藤
そのロールモデルが必要で、山田孝之くんや瀬戸内寂聴さんがやったことで俳優さんやお寺の住職がやってみたいと思うことがあるかもしれないですね。そんな風に、スポーツ選手だろうとミュージシャンだろうと一般人だろうと、どんどんやってみていいんだという「夢」を与えられたら面白いですね。
北島氏
そうですね。現役アスリートに何かをしろというのは難しいと思いますが、選手たちも少しずつでもいいので、いろんな引き出しを持つべきだと思います。 壁にぶち当たったときに自分で解決して答えを出せる。
そんな、自分を知る能力にたけている人が世界と勝負できると思います。僕が教えるというのはおかしいですが、知ってもらいたいと思います。
佐藤
ビジネスの世界でも1つの事をやって結果を出すことも当然ながら難しい中で、スポーツの世界で1つのことに集中して世界一の結果を出せた康介君であれば、出るところは何でも出来るのではないかなと思います。
先ほど企画として紹介した営業も、多分めちゃくちゃ売れますよ!売れるまで納得しなそうですし(笑)
北島氏
がんばりますよ!
この後に続くアスリートやOB、OGも続いてくれるきっかけになればいいと思います。
世界で活躍している選手でも、日本での競技人口が少ないために日本のメディアで露出されず、あまり知られていないこともあります。例えば、そんな選手がミーアンドスターズの企画を行うことで、その選手も、その競技も世の中に知られるようになればと思います。
セッションの最後に行われた質問コーナーで、「オリンピックの時に、水の抵抗を減らすため全身の毛をそりますか?」という唐突な質問に、笑顔を見せる北島氏。
最後に
ここで紹介した「北島康介氏」のプレミアム体験企画は、まだこれからです。
「是非スポンサーになりたい!」という企業様がいらっしゃいましたら、ご連絡をお待ちしております。
「何が起こるかはわかりませんが、極めて面白いことが起こる」というミーアンドスターズの取り組みを、ぜひ応援よろしくお願いします。