“共感を得るクリエイティブ”で勝つ!indaHash×トランスコスモスで可能にするInstagramの活用法とは【#Social Ads Strategy 2019レポート】1/2
SNSを活用したマーケティング施策は進化を続け、いまや企業はSNSを「顧客獲得に向けたストーリーテリングの場」にすることが当たり前の時代となりました。一方で、加速するテクノロジーや社会の進化のスピードに合わせ、最適なソーシャル広告戦略を見定めていくことが求められています。
では時代が変わるこの1年、企業はどのような戦略を立て、顧客とのコミュニケーションを深めていくべきなのでしょうか。
トランスコスモスでは12月7日に東京、12月13日に大阪で「#Social Ads Strategy 2019 顧客エンゲージメントを高めるこれからのソーシャル広告戦略」と題し、プライベートセミナーを開催しました。
今回から全2回に分けて、そのセミナーレポートをお届けします!
前編で紹介するセッションは「“共感を得るクリエイティブ”でエンゲージメントを最大化〜Instagramにおける新しいコンテンツ活用〜」。indaHash 野村 肇様をお迎えして、トランスコスモス 野田 朋哉とともに講演した内容をレポートします。
indaHash |
トランスコスモス株式会社 |
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ユーザーはInstagramで検索しアクションに繋げる時代へ
Instagramの公式イベント「Instagram Day 2018(インスタグラム デイ2018)」では、2018年9月時点でついにInstagramのユーザー数は2,900万人を突破したと発表がありました。
性別・年齢関係なく、Instagramアプリのユーザー数は年々増えています。
▲Instagramの性年代別ユーザー数(出典元:Nielsen Mobile NetView)
野田
「どこの年代でも女性ユーザーのほうが多いですが、特に注目すべきなのは40代以上のユーザーが増えてきている点です」
野村様
「従来、Instagramは若年層向けに特化していると考えられていましたが、最近40代以上のInstagram利用者も増えてきたことを受けて、indaHashでも30代・40代の女性向けの化粧品や美容のキャンペーンが増えて来ています」
では、ユーザーはInstagramをどのように利用しているのでしょうか。
Instagram Dayでの発表によると、Instagramに接触したユーザーのうち、製品やサービスについての投稿を見て何かしらの行動を起こしたことがあるユーザーは82%。
そのうち、48%は商品やブランドについて検索し、52%はブランドサイト・アプリを訪れ、商品詳細を確認するといいます。
▲ユーザーはInstagramを起点に検索をしている(Instagram Day発表内容より引用)
Instagramで検索したあと、43%のユーザーはブランドサイトやECサイトで購買目的の商品確認や購入を行うのですが、そのうち1/4は、店頭へ行く、電話をしてみるなどのオフライン行動にも繋がっています。
▲Instagramで検索したのちはアクションへ繋がる(Instagram Day発表内容より引用)
Instagramはユーザーの興味を喚起し、その場で情報検索行動を促すだけでなく、購買などのアクションにも繋げることができるのが、上記からおわかりいただけたかと思います。
野田
「何か商品を検討しているときのユーザーは、その商品をどのようなシーンで使うかなどの商品の感覚的(情緒的)理解にはInstagramを利用します。一方で、商品のスペックやレビューを知りたいときは、Amazonのカスタマーレビューを見ることが多いのではないでしょうか」
Instagramでは“共感”を得るコンテンツが重要
Instagramの投稿は「写真」や「動画」が中心です。そして、マーケティング施策においては、その「写真」や「動画」に“共感(=エンゲージメント)”を得ることが重要です。
▲Instagramでは“共感”を得ることが重要
では、エンゲージメントを高めるにはどうしたらいいのでしょうか。
Instagramのマーケティングを考えるにあたって、まずは以下3つの用語を押さえる必要があります。
POINT UGC(User Generated Contents) = 一般ユーザーが制作したコンテンツ IGC(Influencer Generated Contents) = 企業が意図を伝え、一般ユーザーに近いインフルエンサーに制作してもらったコンテンツ BGC(Brand Generated Contents) = 企業側で制作したコンテンツ |
UGCやIGCは、企業が発信の主体ではないためユーザーにとって信頼性や親和性が高く、商品やサービスの利用シーンをより具体的にイメージしやすい特徴があります。そのため企業にとっても、プロモーション効果が高いのがメリットです。
芸能人や人気YouTuberなどのインフルエンサー(=有名人)の場合、投稿内容よりも、その「インフルエンサー本人」に対してユーザーは「いいね」をしています。一方で、一般ユーザーに近いインフルエンサー(=マイクロインフルエンサー)に対してはその「コンテンツ」に対してユーザーは「いいね」をしているのが傾向として見られます。
しかし従来では、UGCを活用する際、企業にとって課題がありました。
たとえば、投稿者の承認を得る必要があったり、企業・ブランドが意図する画像・動画ではない可能性があったり…。
もし、投稿者への承認の手間を省き、企業・ブランドの意図とともに一般ユーザーに近いインフルエンサー(=マイクロインフルエンサー)に依頼ができれば、こうした課題が解決されるのではないでしょうか?
そこでトランスコスモスでは、このような課題解決を図り、IGCを活用した“共感”を得るクリエイティブでお客様企業のマーケティング効果を最大化すべく、インフルエンサーマーケティング世界No.1プラットフォームである「indaHash(インダハッシュ)」と2018年10月に戦略的業務提携をしました。(参照:ニュースリリース)
indaHashとトランスコスモスが可能にするInstagramの活用法とは
「indaHash(インダハッシュ)」はインフルエンサーキャンペーンを望む企業と、そのキャンペーンにマッチした最適なコンテンツを制作・提供するインフルエンサーのフェアトレードを実現するプラットフォームです。
リーチの大きい有名人だけではなく、ユーザーの共感を得るような投稿を行うマイクロインフルエンサーが多く登録しているため、彼らのコンテンツを通じて商品・サービスの魅力をユーザー目線で訴求し、共感を得ることが可能です。
野村様
「indaHashは、マイクロインフルエンサーに強みを持っています。
下の図からわかるように、マイクロインフルエンサーの方が圧倒的にエンゲージメント率が高いのがおわかりいただけるかと思います。
その理由として、メディアに露出しているからとか皆がフォローしているからなど、インフルエンサーその人自身に『いいね』がされているTOP ティアの有名インフルエンサーとは違い、マイクロインフルエンサーは特定の領域において、彼らの上げているコンテンツに”共感”して『いいね』がされているから、ということが挙げられます」
▲コンテンツに“共感”をもらうマイクロインフルエンサーはエンゲージメント率が高い
indaHashは登録インフルエンサーの男女比がほぼ半々なのも大きな特徴です。
▲「indaHash」の日本における登録インフルエンサー属性
また、indaHashに登録しているインフルエンサーは通過率約10%という厳格な審査を通過していることに加え、投稿前にも下書き提出をマストとしクリエイティブ軸での承認プロセスもあわせて行うことで、厳格なブランドセーフティを実現しています。
そんなindaHashとトランスコスモスが独自で開発・提供を行っている、Instagramのプロモーションプランについて野田は説明しました。
▲indaHashとトランスコスモスで実現するInstagramプロモーション
野田
「我々は、インフルエンサーの投稿とInstagram広告配信をセットで行うプロモーションを提供しています。
インフルエンサーの投稿で潜在的なユーザーにまずはリーチします。そのインフルエンサーのクリエイティブを2次利用することで、企業公式アカウントのファンを増やし、さらに新規のユーザーにリーチするために広告配信にも活用していきます。
インフルエンサーが投稿したクリエイティブのエンゲージメント率を見て、より効果が高いクリエイティブを広告にも活用することで、PDCAを回しながらエンゲージメントを最大化できると考えております」
Instagramにおいてカギとなる「共感を得るクリエイティブ」を実現するためには、マイクロインフルエンサーの協力を得ることが重要になります。indaHashがその仕組みを構築し、効果の高いクリエイティブをプロモーションに活用することで、ユーザーのエンゲージメントを最大化していくことが可能になります。
Instagram広告や運用におけるエンゲージメントについて課題をお持ちの方は、ぜひIGC活用にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
indaHashのサービス内容をもっと知りたい、Instagramの広告配信について相談したいことがある…など、お困りのことがございましたらお気軽にお問い合わせください!
セミナーレポート後編では、「LINEダイナミック広告分析と成果につながるデータフィード運用指針」についてお届けします!どうぞお楽しみに!