【徹底解説】導入企業2.7万社の「LINE WORKS(ラインワークス)」とは(事例・評判など)
「働き方改革」が注目され、声高に叫ばれている近年。巷には「業務改革」を謳うサービスも乱立しはじめていますが、私たちのワークスタイルを変えてくれる魔法のツールは本当にあるのでしょうか。そんな中、あのメッセージアプリLINEのビジネス版と言える「LINE WORKS(ラインワークス)」が注目されています。
😀 本記事の最後では、「大成建設株式会社」様の実際の現場におけるLINE WORKS活用事例ノウハウを無料でダウンロードいただけます。 |
目次[非表示]
- ・大人気のゆうこす(菅本裕子さん)が絶賛したあのツール
- ・多くの企業で今、LINE WORKSの導入が進んでいます
- ・LINE WORKSにはどんな機能があるの?
- ・LINE WORKSの使い方、導入事例、活用方法について
- ・活用法1:アンケートや掲示板機能を使った「安否確認」
- ・活用法2:マーケティングオートメーション連携
- ・活用法3:ビデオ通話機能を利用したウェブ上での面接
- ・導入企業事例1:ミズノ株式会社
- ・導入企業事例2:株式会社富士通パーソナルズ
- ・無料プランも登場。気になるLINE WORKSの料金・費用・価格は?
- ・良いことばかりじゃない?メリット・デメリット、評判は?
- ・LINE WORKSのパートナー(代理店)制度
大人気のゆうこす(菅本裕子さん)が絶賛したあのツール
20代女性を中心に絶大な人気を誇り、タレント、モデルとして活躍する「ゆうこす」こと菅本裕子さん。Instgram、YouTubeなどのSNSを駆使したプロモーションで多くのファンを獲得し、個人事務所・株式会社KOSを設立するなど、まさに時代を彩るインフルエンサーの筆頭と言えるでしょう。先日、そんなゆうこすがTwitterで以下のようにつぶやいていました。
LINE WORKS推しッ!
絶賛もさることながら、Twitterで社員に周知してしまう。ゆうこす、さすがです。
そんなスマホ時代のあたらしい働き方をサポートするプラットフォームである「LINE WORKS」について、あなたは知っていますか?
多くの企業で今、LINE WORKSの導入が進んでいます
LINEの兄弟会社であるワークスモバイルジャパン株式会社により2017年2月2日に提供開始されはじめた「LINE WORKS(ラインワークス)」。
'WORKING CLOSER'というコンセプトのもと、LINEならではの「利便性」、業務上のコミュニケーションに求められる「機能性」、そして高い「安全性」を兼ね備えたサービスとして展開。
LINE WORKSの導入社数は、2018年2月時点でグローバル契約社数1万社にのぼりましたが、時代の潮流も影響してか2018年に入ってもその勢いはとどまることを知りません。
契約顧客社数は2018年2月から11月にかけて2.7倍に増加し、既に有料版の契約者数は27,000社に及ぶと発表。スマートフォン時代に必要な新しい働き方の実現に向けて多くの日本企業でも導入が進んでいるのです。
2018年2月時点で10,000社、その後約10ヶ月で27,000社まで拡大(出典:https://line.worksmobile.com/jp/home/pr/20180205)
では、どのような企業にLINE WORKSは利用されているのでしょうか。
発表されている契約顧客企業データを見てみると意外とも言える結果が見えてきます。
企業サイズ別・エリア別の顧客データでは、「100人未満の企業」が87%、「地方企業」が55%を占めるなど、LINE WORKSは大手・首都圏企業だけでなく、中小企業・地方で活躍する企業の皆さんに積極的に活用されていることがわかります。
大手企業だけでなく、中小規模や地方の企業で利用率が高いこともLINE WORKSの特徴(出典:LINE WORKS DAY「ご挨拶と LINE WORKS 1年の振り返り」資料より抜粋)
LINE WORKSにはどんな機能があるの?
では、企業規模・都市部地方問わず、多くのビジネスパーソンに利用されているLINE WORKSを使って出来ることとは一体何なのか。
それを紐解くうえで、まずはLINE WORKS(ラインワークス)の持つ8つの機能を説明します。
8つの機能
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上記の通り、LINE WORKSとは、LINEでお馴染みのトーク機能だけでなく、仕事で活用できる機能として、掲示板、カレンダー、アドレス帳、アンケートなどを総合的に揃えた多機能な「ビジネスプラットフォーム」であるといえます。
そんなLINE WORKSは、前述の通り既に多くの企業に導入されていますが、急速にシェア拡大する理由として、以下3つの特徴が挙げられます。
3つの特徴
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スマートフォンで完結するサービスですので、多大な初期投資などは必要なく、コスト面での導入障壁は低いといえます。また、私たちが日常生活で慣れ親しんでいるLINEのインターフェースであることからも、利用者にとっての利便性は文句の付け所がないでしょう。そして、企業として導入するうえで、安全安心なシステム運用体制が担保されていることが大きな特徴です。
つまり、ビジネス向けグループウェアとして多機能を搭載し、スマホ完結型という現代人の生活にとって利便性が高いインターフェースでありながら、安心・安定なLINE WORKS。多くの企業に支持されている理由も、うなずけるのではないでしょうか。
LINE WORKSの使い方、導入事例、活用方法について
ではLINE WORKSの機能を具体的にどのように活用することができるでしょうか。LINE WORKSカンファレンスでも紹介されたミズノ株式会社など、実際の企業による導入事例と併せて解説します。
活用法1:アンケートや掲示板機能を使った「安否確認」
自然災害時における安否確認でLINE WORKSを活用する事例です。特にアンケート機能には安否確認テンプレートも用意されており、社員の安否状況・出社可否なども即時に確認可能です。緊急時における状況確認は対応スピードが求められます。このような場面でLINE WORKSは活躍してくれるでしょう。
活用法2:マーケティングオートメーション連携
2018年2月にはマーケティングオートメーション(MA)ツール大手のMarketo(マルケト)との連携も発表されています。今後MAツールとの連携が進むことで、Webサイト経由でお問い合せがあれば、外回りをしている担当営業にLINEで即時通知することも実現可能になるでしょう。
活用法3:ビデオ通話機能を利用したウェブ上での面接
大阪府四條畷市は、2018年度の職員採用試験にてLINE WORKSを使ったウェブ上でのテレビ面接を、全国の自治体で初めて実施したところ、申込者数が昨年度から急増しました。ネット面接による応募のため、北海道~九州まで幅広い地域から応募が寄せられたとのことで、応募者の中には「子供の世話があるため、ネット面接があって良かった」という声もあがり好評だったと言います。
導入企業事例1:ミズノ株式会社
スポーツメーカー大手、ミズノ株式会社様では、アスリートのシューズづくりにLINE WORKSを活用しています。シューズづくりでは、現場での選手とのやりとりは勿論、商品開発担当との社内での対話など、社内外両方でのコミュニケーションが重要となります。LINE WORKSがその連携ツールとしてタイムリー且つ気軽なやり取りを実現しています。
導入企業事例2:株式会社富士通パーソナルズ
BtoB、法人営業でのお客様とのやりとりにおいてもLINE WORKSは活躍します。株式会社富士通パーソナルズ様においても、コミュニケーション手段としては勿論、内勤外勤とのスムーズな連携、ペーパレスなやりとり、物理的な移動コスト削減にも寄与し、「働き方」自体に変化をもたらしたといいます。
これら導入企業事例について詳しく知りたい方はこちら
無料プランも登場。気になるLINE WORKSの料金・費用・価格は?
実際に導入を検討してみたい!と思った際に、気になるLINE WORKS(ラインワークス)の料金・価格や費用体系はどうなっているのでしょうか。
公式サイトによると、プランはライト・ベーシック・プレミアムの3種類でしたが、2018年11月26日より待望の無料版(フリープラン)も登場したとのことです。
ただし、無料版(フリープラン)では最大人数100人まで、無料音声・ビデオ通話は1対1のみでの利用など、有料プランに比べると機能制限はあります。
ですが、少人数での活動が中心となるチームや小規模事業者・SOHO・個人事業主の方々にとっては、十分すぎるくらい利用価値のあるコミュニケーションツールだと言えるのではないでしょうか。
有料プランの価格はすべて1ユーザーあたりの利用料金となりますが、「パートナー(代理店)企業」経由で申し込みを希望する際は、まずは各パートナー代理店に問い合わせてみるとよいでしょう。
また、無料トライアルなども用意されているようですので、サービスを体験してから検討してみるのも良いかもしれません。
良いことばかりじゃない?メリット・デメリット、評判は?
前述の3つの特徴で「スマホ完結型」と挙げましたが、LINE WORKSは、スマートフォンのみならずPCからもアクセス可能です。企業が導入するうえではPC経由で活用できることも大きな利点、メリットと言えるでしょう。
ビジネスコラボレーションツールとして良く使われるslackなどと比較しても遜色なく、ユーザーからの評判も良いようです。
一方で、メッセージアプリとしてのLINEは、その気軽さと利便性がゆえに会社の管理下にないIT機器を業務に使う「シャドーIT」として使われてしまうケースも多いといわれます。
ですが、LINE WORKSではトーク内容を企業側で管理する機能や、組織・チームごとのファイル管理機能も搭載されています。
こうした万全なセキュリティ対策こそ、LINE WORKSが多くの企業で導入されている理由の一つでもあると言えるでしょう。
セキュリティに対するLINE WORKS(ラインワークス)の取り組みについて詳しく知りたい方はこちら
LINE WORKSのパートナー(代理店)制度
料金面のお話の中で「パートナー企業」について触れましたが、LINE WORKSでは2017年4月よりパートナー認定プログラムが開始されており、ワークスモバイル社とパートナー契約を結ぶ各企業が、顧客のビジネス課題を解決するためのサポートを提供しています。
各パートナー代理店は「ワークスモバイルジャパンパートナー認定プログラム」によりプラチナ、ゴールド、シルバーのグレード認定が付与されており、付加価値サービスや連携ソリューションの開発など、LINE WORKSの提案・販売・サポートまで行っています。
トランスコスモスはプラチナパートナー
私たちトランスコスモス株式会社は数多くの代理店の中でも最高レベルである「プラチナ認定パートナー」として、多くの企業様の課題解決に向けてLINE WORKSのご提案・導入・ワンストップでサポートしています。
写真左から:ワークスモバイルジャパン 代表取締役社長 石黒 豊 様、
トランスコスモス BPOS統括 事業推進本部 SC統括部 イノベーション促進部 部長 辻 政伸、
ワークスモバイルジャパン セールスチーム/パートナーセールス 部長 岩瀬 義裕 様
「プラチナ認定パートナー」 LINE WORKSに関する最高レベルの提案・サポート力とソリューションを提供できるパートナーとして、ワークスモバイルが認め、推薦するパートナー企業。 |
導入事例1:株式会社オープンハウス様
トランスコスモスでご支援させていただいた株式会社オープンハウス様では、LINE WORKSを用いて営業部門と顧客のコミュニケーションを支援しています。
電話・メールではなかなかコミュニケーションが取りづらかったお客様であっても、LINEであればスムーズにやり取りができるようになり、顧客との距離が縮まっているとのこと。3日目で一戸建ての受注につながるなど、ビジネスに対してもインパクトをもたらしているようです。
導入事例2:大成建設株式会社様
大成建設株式会社様の土木部門ではLINEWORKSを導入し、建設現場での生産性向上および円滑で安全・迅速なコミュニケーションを実現しています。
特に、円滑なコミュニケーション実現のために建設現場ごとのグループ作成や、現場状況確認を写真や動画で即時に共有することで業務工数の削減が可能となりました。また、情報セキュリティの観点においては、LINEの個人アカウントを業務利用するシャドーITの防止や、トーク履歴を個人端末に残さずプロジェクト現場ごとに保管することで、機密情報の漏洩を防いでいます。
大成建設様でのLINEWORKS活用シーン(参照:トランスコスモス、大成建設に「LINE WORKS」の提供を開始)
「これまでの作業所コミュニケーションツールでは、大勢の作業所関係者へ何度も電話連絡をしたり、メール送信のために事務所へ戻ったりと時間がかかっていましたが、『LINE WORKS』導入後は、スマートフォンを利用して状況や写真を作業関係者に瞬時な共有が可能になり、安全な環境下で業務効率が格段に向上しています」
LINE WORKSを導入することで、大成建設様の現場では各現場スタッフからのさまざまな報告形式が、電話やメールの代わりに、LINE上のトークで迅速に上げられるようになったとのこと。
写真や動画を貼付してもらうことで、よりリアルな状況把握ができ、注意喚起や「安全パトロール」と同じ役割を果たすことも可能となります。
工事担当者からの進捗報告が写真とともに素早く正確に行われている様子
トーク以外にも、今まではホワイトボードに手書きしていたという現場全体の予定を「カレンダー」化したり、アンケート送付や親睦会の出欠確認などにもLINE WORKSを活用。
70人以上が同じ現場で働くため、全体に一斉配信可能で迅速なレスポンスが得られる機能は、現場での連携強化に非常に役立ちます。
そして、こうした一つ一つのコミュニケーションの効率化により、作業者一人当たりの業務時間が効率化されているといえるでしょう。
安全表彰対象の候補者アンケートなど、出欠確認やヒアリングに活用
またそれ以外にも、トランスコスモスでは、BPO・カスタマーサポートにおける経験とノウハウを生かし「チャットbot×BPO for LINE WORKS」という独自サービスを開発しています。
LINE WORKSから業務アプリへのデータ連携を、チャットbotを介して行い、チャットbotで対応しきれない処理を、人手によるBPOサービスにて補完。連携する業務アプリは、SFA、CRM、経費精算、BPMツール等、お客様のご要望に応じて様々なアプリケーションに対応が可能です。チャットbotとBPOによるハイブリッドなサービスの提供により、業務の自動化推進と、社員様を定型業務から解放し、残業・コストの抑制、本来業務への集中することを実現します。
「働き方」はツールだけで解決する問題ではなく、課題を即時に解決してくれる魔法のようなものはないかもしれません。
ですが、市場変化のスピードが加速する中で、社内外の連携スピードを上げることは業務スピードの向上につながるでしょう。
そして、こうした小さな改革の積み重ねの先に「働き方」の変革が実現するはずです。小さな生産性向上が、会社の成長スピード向上に繋がります。
その変革をサポートするLINE WORKS(ラインワークス)にご興味のある方はぜひ下記よりご相談ください。