どこが変わった?!Google アナリティクスのユーザー管理権限の変更と権限の割り当て
Google アナリティクスのすべてのアカウントで、「ユーザー管理」権限は廃止となり、「ユーザー管理」権限を付与されているユーザーは、自動的にGoogleアナリティクスを全て操作できる「管理者」権限に変更されました。
また、APIで「ユーザー管理」(Manage Users)を参照している場合、今後は自動的に「管理者」(Administrator)と解釈されます。
この変更による影響は、今まで「ユーザー管理」権限のみ付与されているユーザーも、「編集」権限が付与されたことになります。 なお、「ユーザー管理」権限は、従来から自身に「編集」権限を付与することができるため、実質的な権限の範囲は変わりません。 |
Google アナリティクスでは、アカウント、プロパティ、およびビューのレベルでユーザーを管理し、権限を割り当てることで、様々なレポートへのアクセスを許可することができます。
※記載されている内容は、2021年9月15日時点のものです。利用にあたっては、事前に公式ヘルプを参照してください
権限を割り当てるには
① [管理]をクリックします。
② アカウントを管理する場合は[アカウントのアクセス管理]、プロパティ階層を管理する場合は[プロパティのアクセス管理]、ビュー階層を管理する場合は[ビューのアクセス管理]をクリックします。
③ 新規または既存のメンバー(ユーザーやグループなど)に必要な権限を割り当てます。
詳細な設定方法はGoogle 公式ヘルプをご覧ください。
https://support.google.com/analytics/answer/1009702
権限の4つの役割
役割①「管理者」
今回の変更で[ユーザーの管理]から[管理者]へ変更されました。
アナリティクス全般にかかる管理ができる権限で、ユーザーを管理することができます(ユーザーの追加/削除、役割またはデータ制限の割り当て)。
この役割を持つすべてのアカウントまたはプロパティに対して、自分自身を含むすべてのユーザーに完全なアクセス権限を付与できます。ここには編集者の役割が含まれます。
役割②「編集者」
今回の変更で[編集]から[編集者]へ変更されました。
プロパティレベルでの設定項目を編集でき、フィルタや目標などを作成、編集することができます。ユーザーを管理することはできません。
役割③「アナリスト」
今回の変更で[共有設定]から[アナリスト]へ変更されました。
プロパティで作成できるアセット編集、削除、および共有できます。またダッシュボードやメモなどの共有アセットを作成、編集できます。
プロパティで作成できるアセットには、次のようなものが含まれます。
・アトリビューションモデル
・カスタムセグメント
・カスタムレポート
・ダッシュボード
役割④「閲覧者]
今回の変更で[表示と分析]から[閲覧者]へ変更されました。
レポート内のデータを操作できます(たとえば、比較の追加、セカンダリディメンションの追加など、アドホックなレポートの作成)。
カスタムレポートやセグメントなどのアセットを作成し、ユーザーインターフェイスまたはAPIを介して共有できます。なお、共有したアセットで共同作業をすることはできません。
標準の役割[なし]って何?
4つの役割の他に[なし]という項目があります。
[なし]が選択されているユーザーは、該当のリソースに対して役割が割り当てられておらず、別のリソースの役割を持っていることを意味します。
例えば、[アカウントのアクセス管理]を閲覧している場合に、[なし]が選択されているユーザーは、アカウントのリソースに対して役割が割り当てられていませんが、プロパティのリソース、もしくはビューのリソースには役割が割り当てられていることを意味します。
また、アカウントのリソースに対して役割が割り当てられているユーザーは、[プロパティのアクセス管理]、および[ビューのアクセス管理]では、[なし]が選択されています。ただし、今まで通りプロパティのリソース、およびビューのリソースに対してアクセス管理や操作が可能です。
今後もトランスプラスでは、Googleアナリティクスに関してご要望の多い機能を解説していきます。Googleアナリティクスに関するご相談ごとがありましたら、お気軽にお問い合わせください!