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第21回SDGsオープンラボ:マーケティングから政策まで!ノーベル賞で話題!!「ナッジ」って何だ?


こんにちは、トランスコスモスSDGs委員会兼MC2部3課 オープン社内報 新人編集員のコニシです。

今回は、2021年7月19日(月)にオンライン形式で開催された、SDGsオープンラボの2021年度第21回目について報告します!今回は71名の社員が参加しました。

テーマは「マーケティングから政策まで!ノーベル賞で話題!!「ナッジ」って何だ?」です。今回の講師は、トランスコスモス公共政策部 兼 オープン社内報副編集長のタキザワさんです。

「ナッジ」という言葉を知っていますか?ナッジとは、人々の選択肢を奪うことなく、環境を整えることで、本人や社会にとって望ましい行動をするようにそっと後押しする手法です。



参考URL)http://www.env.go.jp/earth/ondanka/nudge/nudge_is.pdf


人間のクセとして、いくら合理的とわかっていても、時に本人や社会にとって望ましくない行動をついついとってしまいます。(例:野菜を食べることが健康的だとわかっていても、ついつい油モノや甘いモノを食べ過ぎてしまう)そこで、ナッジの出番です。この意思決定のクセは研究によって明らかになっているため、ナッジを活用して、意思決定をより合理的に近づけることが可能となったのです。





参考URL)http://www.env.go.jp/earth/ondanka/nudge/nudge_is.pdf


3つの「意思決定」のクセを踏まえ、英国政府は4つの視点でナッジを活用しました。その視点のことを「EAST」と呼びます。その「EAST」を、横浜市行動デザインチーム(YBiT)が11類型に整理することで、さらに詳細化されました。



参考URL)https://ybit.jp/


表現や伝え方の工夫で人々の自発的な行動を促すのがナッジです。

ナッジの効果は、やり方や対象者などによって差が生じますが、人によって最適なアプローチをデータ分析して個別の最適化が簡単にできることから、デジタルマーケティングとの親和性も高いです。そして、行動経済学の知見を取り入れたデジタルマーケティング手法を提供しているサービスも増えつつあります。

この「ナッジ」をデジタルマーケティングに取り入れることで、データだけに頼った従来型のコミュニケーションシナリオ設計のアプローチでは辿り着けなかった、より精度の高い仮説を導き出すことが可能となったのです。
ナッジを活用して、デジタルマーケティングをさらに効果的にしていきましょう。


trans+(トランスプラス) 編集部
trans+(トランスプラス) 編集部
ITアウトソーシングサービスで企業を支援するトランスコスモス株式会社のオウンドメディア編集部。メンバーはマーケター、アナリスト、クリエイターなどで構成されています。

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