職場におけるLGBTQに関する取り組みで「PRIDE指標2025」最高位のゴールドを2年連続受賞！
※本記事は2025年12月1日にトランスコスモスSDGs委員会に掲載された記事を転載しています。 |
このたびトランスコスモスは、職場でのLGBTQ+をはじめとする多様性への取り組みが評価され、国内最大級の指標「PRIDE指標2025」で最高位のゴールドを2年連続で受賞しました。
この受賞は、「誰もが公平に、自分らしく活躍できる職場づくり」を目指し、制度と風土の両面で進めてきた取り組みが認められたものです。
「PRIDE指標」とは
「PRIDE 指標」は、LGBTQ+など性的マイノリティが働きやすい職場づくりを日本で実現するために、work with Pride が2016 年に策定した日本で初めてとなるLGBTQ+に関する企業・団体等の取り組みの評価指標です。
Policy（行動宣言）、Representation（当事者コミュニティ）、Inspiration（啓発活動）、Development（人事制度・プログラム）、Engagement/Empowerment（社会貢献・渉外活動）の5つの指標で構成されており、各指標内で指定の要件を満たしていれば点数が付与され、点数により、ゴールド、シルバー、ブロンズとして企業・団体が認定されます。
トランスコスモスの取り組みについて紹介
トランスコスモスがLGBTQに関する取り組みを始めて、今年で3年目を迎えました。
「PRIDE指標」を活用し、職場の環境や制度を整えるとともに、従業員の声を取り入れて毎年進化させています。ちなみに、この「PRIDE指標」も2年ごとに改定され、社会の動きや企業の取り組みに合わせて進化しているんです。
国や行政の取り組みが進む中、社会でもLGBTQという言葉が広く知られるようになり、社内制度に関する問い合わせも増えてきました。こうした背景を受け、私たちは再びアクセルを踏み、「パートナーシップ・ファミリーシップ制度」を導入。同性パートナーと事実婚パートナーの方を対象とすることで、より多様な家族のあり方に対応できる環境を整えました。
この制度は、従業員の声と人事部門の協力があったからこそ実現しました。そして、導入はゴールではなくスタートです。誰もが自分らしく、イキイキと働ける職場を目指して、今後も活用を広げていきます。
Policy（行動宣言）
・トップコミットメントにより、当社のダイバーシティ、エクイティ＆インクルージョン（DE&I）推進方針を明示
・LGBTQおよびSOGIEに関する推進方針と、従業員に対する姿勢・行動を明確化
・「トランスコスモス人権方針」を策定し、すべての取引先・ステークホルダーに対する姿勢を明示
Representation（当事者コミュニティ）
・外部のLGBTQ専門相談員による「LGBTQ相談窓口（当社専用）」と社内相談窓口を併設し、誰でも相談できる環境を整備
・他企業との共同コミュニティに参加し、業種を問わずネットワークを構築
・Web会議用バーチャル背景の配布や全国拠点へのレインボーフラッグ設置によるアライの可視化
Inspiration（啓発活動）
・2021年度から管理職向け、2023年度から全従業員向けに「LGBTQ研修（eラーニング）」を毎年実施
・全従業員が活躍できる職場づくりを目的に、役員・管理職対象の「LGBTQフォーラム」を開催し、「LGBTQアライ（※1）ハンドブック」を配布
・研修後アンケートで理解度を確認し、意見を取り入れて取り組みを改善
Development（人事制度・プログラム）
・パートナーシップ・ファミリーシップ制度の導入と各種規程の改訂
・通称名使用の容認、性別適合手術やホルモン治療に伴う休暇制度の整備
・海外赴任・出張時の危機管理マニュアルに、同性間関係に関する法制度情報を周知
Engagement/Empowerment（社会貢献・渉外活動）
・LGBTQアライ企業と共同でイベントを共催し、社会の理解促進に貢献
・婚姻の平等に賛同する企業を可視化するキャンペーン「Business for Marriage Equality（※2）」への賛同
・LGBT平等法の実現を目指す「Business Support for LGBT Equality in Japan（※3）」への賛同
＊LGBTQとは
レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー、クイアやクエスチョニングの頭文字で、性的指向や性自認に関する多様なあり方を含む総称です。
（※1） LGBTQアライ（LGBTQ Ally）とは
LGBTQを含むすべての人が互いを理解し、尊重しながら共に生き、働くことを支援する仲間を指します。
（※2） Business for Marriage Equality
公益社団法人 Marriage For All Japan（MFAJ）、NPO法人 LGBTとアライのための法律家ネットワーク（LLN）、認定NPO法人虹色ダイバーシティの3つの非営利団体が共同で運営。
（※3） Business Support for LGBT Equality in Japan
LGBT法連合会、国際人権NGOヒューマン・ライツ・ウォッチ、アスリート・アライ、国際署名プラットフォームALL OUTが共同運営
今後も、すべての従業員が自分らしく働ける環境を目指して、企業としてできることを考えながら、さらなる取り組みを進めてまいります。
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