
“誰もがいきいき働ける組織づくり” 新経済連盟「DE&Iコミュニティ」参加レポート
※本記事は2026年4月6日にトランスコスモスSDGs委員会に掲載された記事を転載しています。 |
2026年2月13日(金)、サンシャインシティの共創空間にて開催された新経済連盟「DE&Iコミュニティ」のイベントに参加してきました!
新経済連盟では、2025年1月から女性活躍推進・デジタル人材・外国人採用・育成をはじめとしたDE&I全般トピックについての事例共有や政策提言等を始めており、今回のテーマは「誰もがいきいきと、最大限の力を発揮できる組織づくり」です。
実現に向けた取り組みの一つとして、障がい者の活躍をテーマに事例共有を行いました。障がい者活躍の代表企業として選ばれたトランスコスモスは、東京都知事賞「障害者雇用エクセレントカンパニー賞」を受賞した実績を踏まえ、現場での具体的な実践や組織づくりの工夫を紹介しました。参加した会員企業からの注目も高く、サンシャインシティ様が提供してくださった共創空間の雰囲気とも相まって、活発な意見交換が行われました。
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当社からは、冒頭で浅野智計さん(グループ営業統括 公共政策本部)が会社説明を行い、その後、中江さおりさん(人事本部 DE&I推進部)、横井山隆介さん、田村真弓さん(管理本部 ノーマライゼーション推進統括部)の4名が登壇してスピーチを行いました。
あらためて、トランスコスモスがどのように「多様性を力に変える組織」をつくってきたのか、その“極意”をたっぷり伺ってきましたのでご紹介します。
トランスコスモスは、国内トップのアウトソーシング企業としての評価にとどまらず「社会課題の解決をビジネスの中心に据える」という、より大きなビジョンを掲げています。今回はその目指す姿についてお伝えするとともに、社会共創事業の一環として取り組む“企業版ふるさと納税”の活用事例をご紹介しました。
官民が連携し、新しい価値を共につくる一歩を踏み出したことを共有したところ、多くの参加者の方々から関心を寄せていただき、会場全体が「社会を良くする仕組みづくり」への期待感に包まれました。
DE&Iの基本方針
トランスコスモスでは、DE&Iを重要な経営戦略の一つとして据え「誰もがいきいきと、最大限の力を発揮できる組織」を目指し、ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョンを “あたりまえ” に!をビジョンに取組みをしています。
特に印象的であるのは、「公平性(=Equity)とは、全員に同じ対応をすることではない」という点です。社員を一律に支援するだけでなく、“個” の違いに丁寧に目を向け、それぞれが活躍できる機会を公平に提供していくことの重要性が分かりました。
一人ひとり異なる状況や背景に寄り添う “エクイティの視点” が、施策全体の根幹にしっかりと流れていると感じられました。
ジェンダー平等の取り組み:着実に進んだ20年の変化
女性活躍とジェンダー平等の取り組みは、2007年の専門組織が設置されたことを皮切りに、2015年度からは全社横断のプロジェクトが発足し、取り組みが大きく加速しました。
女性社員に対する能力開発・キャリア開発支援に加え、ライフイベント後も “働き続ける” ことを可能にするため、仕事と子育ての「両立支援」を強化してきました。現在では、対象を女性に限定せず、全従業員が “活躍し続ける” ための両立支援として働き方改革を進め、仕事と生活を両立しながら最大限の能力を発揮できる環境づくりに力を入れています。
こうした継続的な取り組みにより、女性管理職比率は2015年の13.1%から2024年には26.4%に、男性の育休取得率は2019年の12.5%が2024年には86.7%へと大きく向上しています。
「管理職候補の母集団づくり」に粘り強く取り組んできた結果、組織として着実な変化が生まれているとのことでした。

トランスコスモスのDE&I取組みについて説明している様子
700名以上が活躍!ノーマライゼーション推進のリアル
トランスコスモスの障がい者雇用は、1990年代に10名でスタートしました。
そこから20年以上かけて専門部署を設置し、業務創出、職場改善、育成の仕組みを整備。現在では747名が在籍するまでに成長し、7年連続で法定雇用率を達成するという確かな実績を築いています。
2026年度から法定雇用率は2.7%へ引き上げられますが、トランスコスモスはこれまで培ってきた強みを生かし、引き続き安定的で持続可能な雇用創出に取り組んでいます。
◆ 活躍している職種はなんと31種類!
Webデザイナー、Webエンジニア、動画クリエイター、SNS監視、翻訳、事務…など、職種がとにかく幅広い!
中でもクリエイティブ系は人気で、作品もプロレベル。「健常者とスキルは同等」というのも納得のクオリティです。
◆ “何人雇うか”ではなく “どう雇うか”
横井山さんが強調していたのは「どんな雇用の仕方が、その人の力を発揮できるか」という視点。
たとえば…
・分身ロボット「OriHime」での受付業務や短時間勤務者向けの業務創出
・専門スタッフ(精神保健福祉士/手話通訳士)による密なサポート
・在宅勤務による柔軟な就労
など、とにかく “働き方の選択肢を増やし続ける” ことがポイントになっています。
トランスコスモス障がい者採用動画
グループディスカッションも白熱!
後半では、他の参加企業のみなさんとグループに分かれてディスカッションを行いました。
特に「採用基準の設計はどうすればいい?」「入社後の定着率を上げるにはどうする?」など多くの企業が共通して悩んでいるテーマですが、トランスコスモスの事例には非常に参考になるヒントがたくさんあるとお言葉をいただきました。

ディスカッションの様子
まとめ:DE&Iを “あたりまえ” に
トランスコスモスは「誰もが最大限の力を発揮できる組織づくり」を掲げて、ジェンダー、働き方、LGBTQ、障がい者雇用(ノーマライゼーション)、異文化理解(クロスカルチャー)の5つの領域でDE&Iを推進しています。
特に障がい者雇用では専門部署の存在、多様な業務創出、職場環境の配慮、社外との連携が高く評価され、今回の東京都知事賞受賞につながったとのこと。
「多様性は組織の力になる」という言葉を、ここまで具体的に形にしている企業であることが、とても誇らしく感じたイベントでした。

参加者集合写真










