先進テクノロジー企業が集結!「未来チャレンジコンソーシアム」で進行中の実証実験&トランスコスモスの新サービス構想

先進テクノロジー企業が集結!「未来チャレンジコンソーシアム」で進行中の実証実験&トランスコスモスの新サービス構想

「自社開発ツール(DEC Connect)で目指すのは、世界平和」「戦略なく入れてしまった企業様内のツールも活用できるようにします」…などなど、奔放な展望にあふれた前回の記事が、おかげさまで大きな反響をいただきました、トランスコスモス理事・所(ところ)。

今度は、先進テクノロジー企業連合による企業課題解決を目的とした『未来チャレンジコンソーシアム』を設立、理事に就任しました。『未来チャレンジコンソーシアム』では、何をする構想なのか、訊いてみます…(不安)。

 

所 年雄
トランスコスモス株式会社 理事 デジタルエクスペリエンス本部長
専門商社勤務後、1999年にトランスコスモス入社。以後、カスタマーコミュニケーションの最適化を実現するサービスの開発と運用を担当。2012年よりソーシャルメディアを通じた感動体験を提供する顧客サポートサービスの開発を推進し、現在はそれらサービスに加え、LINEや Facebook Messengerなどを通じたデジタルコミュニケーションサービス全般の開発を担当

『未来チャレンジコンソーシアム』とは?

――はじめに、10月4日に設立発表会が開催された『未来チャレンジコンソーシアム』について、簡単にご紹介いただけますか?

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『未来チャレンジコンソーシアム』は、VR、AI(人工知能)、ロボティクス、IoTなどの領域において、先進的なテクノロジーを持つ企業によって構成されています。
ふたつ特徴があって、ひとつは、各社のアイデアと技術を組み合わせることで、企画から実証実験、製品・サービス化まで支援できること。 もうひとつは、実証実験フェーズにおいて、企業版のクラウドファンディングの仕組みを構築していることです。

 

『未来チャレンジコンソーシアム』の取り組み概要
『未来チャレンジコンソーシアム』の取り組み概要

 

――VR、AI、ロボティクス、IoT…。たしかに先進的で注目度は高い分野ですが、正直、収益性はこれからという側面もありますよね。

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そうそう。興味や意欲はあっても、一社だけでは、負担の大きさからスケールが狭まってしまう懸念が残ります。工数や金銭に関する面はもちろんですが、それだけではなくて、同時にアイデアの面でも萎縮してしまいがちです。
「技術力はあるけれどアイデアがない」、あるいは「アイデアはあるけれど実装体制を準備できない」といった、イノベーションを起こしていくには厳しい状況を打破し、実証実験に挑戦していくことが『未来チャレンジコンソーシアム』の設立背景と目的です。

 

――ちなみに、「クラウドファウンディングに参加したい」、あるいは「クラウドファウンディングで実施するプロジェクトを立ち上げたい」といった場合には、どうすれば良いでしょうか。

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応募受付中のプロジェクトは『未来チャレンジコンソーシアム』のサイトに掲載されますので、フォームにご入力の上、エントリーしていただければ幸いです。「まずは話を聞きたい」という段階でも問題ございません。また、ニーズに合わせたプロジェクト自体の立ち上げのご相談も、同サイトの「お問合せ」より承っています。

 

理事メンバー:(写真左から)トランスコスモス 理事・所、レノボ・ジャパン 湯浅氏、事業クリエイター 真田氏
理事メンバー:(写真左から)トランスコスモス 理事・所、レノボ・ジャパン 湯浅氏、事業クリエイター 真田氏

 

アウトソーサー・トランスコスモスが、何をするのか。

――『未来チャレンジコンソーシアム』には、トランスコスモスを含め8社の企業が参加しています。トランスコスモスは、どんな役割を担当するのでしょうか。

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あのね…。楽しい暮らしを応援できるような、新しいアイデアを提案して、実装していきます。とにかく、面白いことをする。

 

――はぁ…何やらキラキラなキーワードだけが聞こえたような…? 端的にいって、あの、大丈夫でしょうか?

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VRとかAI(人工知能)とか、他のテクノロジーにも共通することですが、技術そのものだけにフォーカスしても意味はない。どうして技術を磨くのかといえば、そのテクノロジーを用いて、毎日の暮らしがちょっとラクになったり、ワクワクできたり、家族や友だちとのコミュニケーションがより活発になったりするように、新しいアイデアと組み合わせて実装することが、目的なわけです。
だからね、とにかく、面白いこと、楽しいことをやっていこうと思っています。
まだ詳細を公表できる段階でない内容もありますが、実は、既にいくつかのプロジェクトが目下進行中です。

 

絶賛進行中!「実証実験プロジェクト」をちょっぴりご紹介

――よかったです!実際に具体的なプロジェクトがあるんですね!

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大丈夫、あるから安心して(笑)。現状で進んでいるのは、VR/AR技術を基軸に、AI(人工知能)やチャットボットといった他のテクノロジーも組み合わせたサービスの開発が中心です。
ひとつは、設立発表会でもご紹介しました「動画コマース」。2社の企業様に、同時に実証実験へご参加いただけましたので、コストを抑えつつ、ユーザーの反応を確認できています。またその他、オンラインだけでなくリアルで顧客接点を持つ場面への活用を目的とした案件にも着手しています。

 

参画する8社で今後のビジョンを発表した『未来チャレンジコンソーシアム』設立発表会の様子
参画する8社で今後のビジョンを発表した『未来チャレンジコンソーシアム』設立発表会の様子

 

“VR/ARで何か企画ない?”“チャットボットで面白いことして”という無茶ぶり募集中

――なるほど。ちなみに、それらの実証実験は、どのように着手していくのでしょうか。

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企業様が「何となく、こんなことがしたい」と企画案をお持ちの場合もあれば、「こんな楽しいことしましょう」と、こちらからご提案する場合もあります。今後、お声がけいただく場合は、どんなケースでも歓迎です(笑)。

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「VRアプリでドーン!バーン!みたいな?何か面白いことをやりたい」とか、「AIをお題に、何か企画を立てなくちゃいけないけれど、アイデア出しに困っている」とか、そういった粒度のご相談でも問題ございません。自社でサービスを展開する企業様も、代理店様も、隔てなくご相談いただけたらと考えています。

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入口は、『未来チャレンジコンソーシアム』のサイトからお問合せいただくでも、トランスコスモスと接点がおありであれば、まずは担当者へ話をしていただくでも、ご都合の良い形で大丈夫です。

 

――…え、えっと、ところさん。「VRアプリでドーン!バーン!」でもOKとは…?

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ハイ!

 

ハッカソン&アイデアソンで、社員の“独立”も支援?

――(“ハイ!”じゃなくて…)たとえば、「先進的なサービス」が実際の提供を迎えるまで、ざっくり「企画」と「実装」の工程で分けるとします。
アウトソーサーであるトランスコスモスが「実装」を支援することは、社外の方にも比較的イメージしやすいかと思いますが、「企画」も伴奏する、ということですよね?

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はい。確かにトランスコスモスはアウトソーサーとして長い歴史を持ち、“実装担当”のイメージが強いかも知れませんが、積極的に企画を支援させていただきますし、実際にトランスコスモス単体で企画段階から対応しているプロジェクトもあります。

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それに伴い、社内の体制も強化中です。その一例に、ハッカソンと、アイデアソンの取り組みがあります。 社内コンテストを開催し、優勝チームを表彰する形式ですが、参加する社員には「アイデアを形にしていく中で、独立を目指してくれて良い、むしろ応援したい」という気持ちで実施しています(笑)。

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当初はハッカソンから開始したのですが、どうしても参加者がエンジニアに偏りがちでした。そこで、より幅広い職種や年代の社員が気軽に参加しやすいよう、アイデアソンも追加し、「今は存在しないけれど、あったら嬉しいサービス」の種を、より多くの社員が考えられる土壌をつくっています。

 

ハッカソンの発表会の様子。優勝チームには、VRゴーグルが贈呈されました!
ハッカソンの発表会の様子。優勝チームには、VRゴーグルが贈呈されました!

 

「徹底的に無人」と「徹底的にヒトが手厚く」、両極端のサービス構想

――ちなみに、ところさんの中で「これはやってみたい」という新サービスの構想はありますか?

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たくさんあります(笑)。たとえば、駅や空港などを使った移動のタイミング向けに、「徹底的に無人」でサービスを提供する仕組みをつくりたいね。

 

――「徹底的に無人」のサービス?

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移動中って、お弁当を買ったり、お土産を選んだり、電源コードを探したり、緊急で薬局に寄りたくなることもあれば、マイルの残高がふと気になることもあって、いろいろ忙しいじゃない? その都度、歩き回ったり、誰か係りの方を探したりしているうちに、旅行前に疲れちゃったりして。
でも、指定席や航空券は、個人を特定できる情報を入れた形で、事前に予約をしているケースが多い。プロフィールや行動データを根拠に、目の前にサービス提供をする人間がいなくても、パーソナライズドされたサービスの提供が充分に可能なのではないかと思っています。

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たとえば空港の場合、

 

空港に到着後、スマホに自動通知された案内に従ってゲートへ

出発予定時刻まで時間があれば、航空会社の会員ランクや利用履歴から判別の上、ゲートに近いラウンジへ案内される

出張の場合、その時に空いているPCブースを優先的にブロックしてくれて、その人が席に着いたら自動で電気が点き、お気に入りのドリンクが出てくる。何か依頼事項が出た場合には、本人は動く必要なく、端末から指示をする

手荷物検査を済ませた後に、事前注文しておいた空弁や飲み物、お土産類を受取ることが出来る

 

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…このような流れが出来れば、人からの接客を受けずともサービスは享受できますし、レジなどの行列に並ばなくて済みます。

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もしかしたら、空弁を受取る際、レコメンド商品もあっても良いかも知れない。もちろんスマホやカード類での追加決済はその場で出来て、気まぐれに欲しいものが増えたり、途中で子どもからオネダリの連絡が入っていたりしても、対応できる(笑)。

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こんな風に、空港到着から搭乗までの一連の時間を、ほぼ人に対面することなく過ごしながら、充実したサービスが享受できるような仕組みができたら嬉しいなと考えています。

 

「徹底的に無人」のサービス実現により、移動中のストレスもなくなりそう?
「徹底的に無人」のサービス実現により、移動中のストレスもなくなりそう?

 

――まったく無人ですね!ところで、トランスコスモスの事業の原点に「people&technology」とありますが…ヒトは…?

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もちろん、トランスコスモスは人材を介したサービスが得意領域ですし、無人サービスを考える一方で、「徹底的に人を介す」スタイルも検討しています。 たとえば、「トランスGO」。

 

――ところさん、そのネーミング、どこかで聞いたような気がしませんか…?

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まぁ、端的に言って「Amazon Go」ストアの「超・人間が介入する版」です。

 

――…まぁ堂々とパクリますよね!

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いや、でも聞いてよ。全然違うよ。あちらは、お店で商品を手にとって、独自のアプリと連携することで、レジの列に並ばずに買い物を済ませられるスキームでしょう?
私が考えているのは、その真逆です。 お客さんが入店する前から、お店を出ていった後まで、とにかく大勢の人間が見守るサービス。監視カメラから届く映像をオペレーターたちが遠隔で確認して、入退店するお客さん全体も、各個人も、しっかり見ていきます。それはもう、野鳥を計測するかのように(笑)。

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「トランスGO」導入店の常連・Aさんが来店したら、その日のAさんの服装や顔色を目視で判別して、店員さんに「今日はあたたかい生姜スープがおすすめ」と呼びかけてもらったり、毎朝買う特定の缶コーヒーを、いつも利用する側の出口付近へ事前に準備してもらったり。

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一方で、レジでの精算は不要です。Aさんが持ち帰ろうとしている商品は遠隔で目視確認の上、POSシステムへ登録済みだし、裏側では顧客情報と連携しているから自動引き落としがかかる。店に入る前で期間限定のクーポンをダウンロードしていたら、それももちろんチェックした上でね(笑)。
とにかく手厚く、けれど店内に大勢の人がいてもちょっと邪魔になるから、遠隔で見守りながら、接客に勤しむサービスです。

 

「徹底的にヒトが手厚く」のサービスでも、レジ行列はなくせそうです(?)
「徹底的にヒトが手厚く」のサービスでも、レジ行列はなくせそうです(?)

 

――はぁ…。見張られるようで、抵抗感のある人もいるかと…。というかですね、かえって非効率では…?

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「トランスGO」導入店で受けられるサービスの質や温もりといった感情的評価や、決済の利便性を事前に伝え、利用メリットをユーザー側へ浸透させることは必要だと思います。
また、導入店舗に対しても、得られるデータの種類や活用方針など、ビジネスゴールに向けて落とし込んだ定義が事前に必要ですね。もちろん、その辺りの整理からサポートさせていただく前提のサービスです。

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…それと、徹底的に人が介入する別のサービスとしては、スーパーとかのコンシェルジュだね。イケメンが入店からべったりお供してくれて、「どっちの玉ねぎが良いかな? こっちの方が重いよ!」「今夜はキムチ鍋? レシピサイトによると、意外とこんな食材も合うらしいよ」なんて言いながら、カートを押してくれて、レジの列にも代わりに並んでくれる(笑)。

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こちらのサービスは、調整して活用いただければ、介護が必要な方や車椅子を利用している方の支援にも役立つことが可能だと思います。

 

――最後、急に現実感あふれるイメージになりました!良かった!

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ちょっと突飛に思える内容もあったかも知れないですが、どれも、一度実証実験をしてみたら、意外なユーザーのリアクションやデータを蓄積できるかも知れませんし、その企画自体がビジネスとして大成するかも知れません。 少なくとも、その後の新規サービス企画や既存事業のカンフル剤となり得るはずです。
そうしたビジネスの種をつぶしてしまうことのないよう、これからも率先して、さまざまなアイデアを発信していきたいと考えています。

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そして、そうした「こうだったら嬉しいな、面白いな」と思える未来に向けての実証実験を、リスクを軽減した形で提供できる土壌が『未来チャレンジコンソーシアム』ですので、お気軽にお声がけいただけますと幸いです。

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