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約3.5万人が完全視聴のキャンバス広告、 3億アカウントが利用するストーリーズは広告活用も盛ん! Facebook/Instagramの最新動向と効果事例

トランスコスモスは2018年2月5日(月)にFacebookセミナー「企業とユーザーを最適につなぐFacebookのOne to Oneマーケティング」を開催しました。

第一部ではフェイスブック ジャパン鈴木 大海 様と田野崎 亮太 様に、Facebook/Instagram広告のパフォーマンス向上のためのポイントや、成功事例についてご講演いただきました!


Facebook Japan 執行役員
営業本部長
鈴木 大海 様



Facebook Japan 執行役員
営業本部長
田野崎 亮太 様


目次[非表示]

  1. “人ベースのマーケティング”でビジネスを支援するFacebookとInstagram
  2. 約3.5万人が完全視聴したキャンバス広告事例
  3. “いいね!数が気にならない”気軽さから 3億アカウントが利用。 成長し続けるインスタグラム ストーリーズ
  4. 今やInstagramは友達や有名人のコンテンツを見るためだけのものではない
  5. 事例:コンバージョン獲得にも有効なストーリーズ広告
  6. 突撃!『今までで一番“いいね!”された投稿を見せてください!』

“人ベースのマーケティング”でビジネスを支援するFacebookとInstagram

フェイスブック ジャパン 鈴木大海氏は、「FacebookとInstagramは発見を促すプラットフォームです!」と強く強調します。

鈴木氏「FacebookとInstagram は、 “何か”を探しているときに見られるプラットフォームではなく、スキマ時間などでよく見られるプラットフォームです。ユーザーの“心にゆとりがあるタイミング”だからこそ、新しい発見とその先のアクションを促していくことができます。

実名制を採用しているFacebookは、ユーザーの興味関心を確実に捉え、デバイスを越えてユーザーを一人の人として認識していきます。Instagramも、ビジュアルコミュニケーションを通じて、興味関心度が高いユーザーに視覚的なインスピレーションを与えていくことができます。このような“人ベース“のマーケティングでビジネスを支援していくというのが、広告プラットフォームとしての大きな特徴である、と鈴木氏は述べます。


約3.5万人が完全視聴したキャンバス広告事例

続いて、Facebook広告の成功事例をご紹介いただきました。

北米のクルーズ船ブランド「Carnival」は、ブランド認知とエンゲージメント向上を目的に、Facebook広告のなかでもより強いインパクトで訴求できるキャンバスフォーマットを活用。動画でクルージング体験を訴求しました。

その結果、7万人以上のリーチ獲得に成功、なおかつそのうちの50%が完全視聴し、ブランド訴求に大きく貢献しています。



この事例にあるように、クリエイティブが大きなポイントになっていくそうです。

鈴木氏「Facebook広告は、クリエイティブに凝っていくことが重要です。ユーザーがニュートラルなマインドセットでいるからこそ、質の高いクリエイティブが非常に有効となります。クリエイティブで需要創造させ、そして最終的に刈り取りを行っていくのがFacebook広告のコツになります!」

“いいね!数が気にならない”気軽さから 3億アカウントが利用。 成長し続けるインスタグラム ストーリーズ

続いてセッション後半に、フェイスブック ジャパン 田野崎氏がInstagram広告について講演。



2017年9月に、ついに世界でMAA (月間アクティブアカウント数)が8億 を越えたInstagram。

たった2年半前の2015年秋の時点ではその半分の4億だったことから、急拡大を遂げていることが分かります。この拡大をさらにドライブさせたのがインスタグラム ストーリーズで、機能リリースからたった1年で世界で毎日2.5億アカウント、昨年11月時点で3億アカウントが利用するまでに成長しています。

田野崎氏「ここまでストーリーズが利用されるようになったのは、24時間で投稿が消えるという特性と、Likeを気にせず投稿できるという点が大きく影響していると考えます。」

ビジュアルが重視されるInstagramですが、ユーザーが気軽に投稿ができ、さらにエンゲージ(反応)を気にしなくていいという点が、ストーリーズの成長を加速させたということです。

今やInstagramは友達や有名人のコンテンツを見るためだけのものではない

ではユーザーは一体、何をInstagram上で見ているのでしょうか。
以下は、田野崎氏が紹介したInstagramでよく見られているコンテンツをカテゴリ別で順位付けしているものになります。



上から順に、友人や芸能人の投稿、ファッション、写真…という概ね想定内の順位が続きますが、ここで注目すべきであるのが右側の「増減」です。


田野崎氏「2015年に行った同様の調査と比較すると、料理や旅行、動物・ペット、スポーツといったカテゴリを見るという回答が大幅に増えており、ユーザーが見ているコンテンツが一気に多様化していることが分かります。加えて、世界の利用者の80%が何らかのビジネスアカウントをフォローしているという結果も出ています。つまりInstagramは、決して友達や有名人のコンテンツを見るためだけのものではなくなっているということです。


さらに、先に述べた80%のうちInstagramで新しい商品やサービスの存在を知ったというユーザーが60%、うち75%がウェブサイトで検索したり友人に話すなどの行動を起こしたと回答しているという結果も紹介。Instagram上でブランドと接することが、多くのユーザーの購入意欲を向上させているということが分かっているそうです。

事例:コンバージョン獲得にも有効なストーリーズ広告

続いて、Instagramの広告概要とその事例について解説しました。

Instagram広告は、Instagram内のフィード上とストーリーズ上に配信をすることができます。「写真広告」「動画広告」「カルーセル広告」の3つの広告フォーマットのほか、ストーリーズ広告に関してはよりリッチに訴求ができる「キャンバス」フォーマットも利用可能です。最近は特にストーリーズ広告にチャレンジする企業が多くなっているようです。



そして田野崎氏は、ストーリーズ広告の事例を紹介しました。


ストーリーズ広告事例①:ブランディングと態度変容

テレビCMを中心に商品を訴求していた某飲料メーカーが、自社のターゲット層への深いリーチを求めターゲティング精度の高いInstagramを活用。ストーリーズで動画を配信し、その効果を検証しました。

その結果、ターゲット層全体の約21%にリーチ出来ただけでなく、テレビCMと比較して12倍もの人が、広告接触後に商品を購入していたことが分かったとのこと。認知形成だけでなく、態度変容にもストーリーズ広告は効果的です。


ストーリーズ広告事例②:コンバージョン獲得

某食材宅配メーカーは、初回申し込みの獲得単価を抑える方法を模索していました。

これまではInstagramのフィード上へのみ広告配信をしていたそうですが、効果を期待して初めてストーリーズ広告に挑戦。

その結果、初回申し込み単価をこれまでより70%も下げることに成功。ストーリーズ広告はコンバージョン獲得にも効果的であるということです。

最後に田野崎氏は、


「Instagramのコミュニティは今もなお急伸長を続けています。そのため広告プロダクトもブランディングからコンバージョン獲得までとても豊富。特にストーリーズ広告は、投稿数が急増しているため広告在庫も同じく急増しています。

『ストーリーズ広告をどう使ったらいいのか分からない』という声もよく耳にしますが、クリエイティブは凝ったものでなく日常の感じで気軽に展開していくことがポイント。ビジュアル訴求でInstagramをうまくマーケティング活用していきましょう!」


と熱く語り、本セッションは終了しました。

常に人々の生活に寄り添いながら、進化を続けていくFacebook/Instagram。

今回ご紹介したような最新のソリューションとともに、トランスコスモスは今後もフェイスブック ジャパン社の考えや機能と連携しながら、お客様企業のSNSプロモーションを支援してまいります!


突撃!『今までで一番“いいね!”された投稿を見せてください!』

今回DECLabの岡安萌美が、Facebookセミナーということで登壇者の方の「これまでに一番いいね!された投稿」を聞いてきました!セミナー中はビシッと決まっていた登壇者ですが、その素顔を垣間見ることが出来ましたのでご紹介します!


  岡安

鈴木さん、田野崎さんはFacebookの“中の人“ということですので期待を込めて聞いちゃいますが、今までで一番”いいね!“されたのはどんな投稿ですか?

  田野崎氏

“中の人”って言っても特別なことはないですよ(笑)

でも広告のクリエイティブとは反響の出方は少し違いますね。あっと驚く投稿というよりは、結婚・出産・転職など人生のターニングポイントになる出来事の投稿ほうがエンゲージが高かったりします。

  岡安

確かに、Facebookは主にリアルで繋がりのある方への近況報告ツールとして活用されているので、大きなライフイベントはリアクション数も増えるイメージがあります。友人の入籍や結婚式の投稿は、200件以上のいいねが付いているものもよく見かけますね。

  岡安

では実際に見せていただけたりしますか?

  鈴木氏

いいですよ! 私はInstagramの投稿には結構こだわっていますね。2017年で一番“いいね!“が多かった9枚をまとめてみたのですが、子供とディズニーランドに先行入場したときの写真が一番“いいね!“されていますね。



  岡安

お子さんやご家族に関連する写真は、やはりInstagramでもいいね!が多いのですね!

  田野崎氏

僕はどちらかというとイチオシ写真になるんですけど、恵比寿のオシャレなお店に行ったときに飲んだハイボールですね。角ハイに見えないハイボールで、味も抜群でした!



  岡安

オシャレなハイボール、美味しそうです…! 私も時々#本日のビール でビール投稿をしているので美味しいものをInstagramにアップしてしまう気持ちはよくわかります!田野崎さん、鈴木さん、ステキな投稿をお見せ頂きありがとうございました!


お二人とも、1ユーザーとしてサービスを楽しんで利用されていたのが印象的でした。どんな方にとっても、気軽かつ便利に使えるサービスだからこそ、ユーザー数が伸び続ける、FacebookとInstagram。今後もより一層マーケティングプラットフォームとしての活用が期待できますね!



trans+(トランスプラス) 編集部
trans+(トランスプラス) 編集部
ITアウトソーシングサービスで企業を支援するトランスコスモス株式会社のオウンドメディア編集部。メンバーはマーケター、アナリスト、クリエイターなどで構成されています。

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