D2C時代の勝ち残り戦略~ECシフトだけでは不十分! D2C時代におけるデザインの意義~ セミナーレポート
オンラインチャネルへの関心が高まる現代では、各ブランドが商品や売り場などのあらゆるタッチポイントにおいて、一貫したブランドメッセージを届ける必要性が高まっています。
しかし、スマホやSNSなどの普及によりマルチチャネル化し、カスタマーとダイレクトにつながるD2C時代を勝ち残るために、何から始めれば良いのか分からないという方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、ブランディングに多くの実績を持つamadana社様、トランスコスモスとamadana社様のジョイントベンチャーであるGV社様、Shopify Plusパートナーであるトランスコスモス技術研究所の3社にて、D2C時代を生き抜くためのポイントをご紹介するセミナーを開催しました。
トランスプラスでは本セミナーの内容をセッションごと、3回に分けてお送りします。
他のSessionはこちらから
Session2:事例でわかる!ブランドデザインにて抑えるべきポイントとは
Session3:D2Cブランドの成長を支えるECプラットフォーム“Shopify”
😀 記事の最後では、資料を無料でダウンロードいただけます! |
【登壇者紹介】
丸山 芽生 様
株式会社GV
事業開発統括 執行役員
ECシフトだけでは不十分! D2C 時代におけるデザインの意義
【株式会社GV】
ブランド・プロダクトのデザインを得意とするAmadanaと、ECの運営やデジタルマーケティングなどカスタマーとの接点に強みを持つトランスコスモスのサービスを、ワンストップで提供することを目的に、両社のジョイントベンチャーであるGV株式会社を設立。
プレスリリース:「amadanaとトランスコスモス、合弁会社「株式会社GV」を設立」
顧客とダイレクトに繋がる世界
D2Cとは「Direct to Consumer」の略で、カスタマーとダイレクトに「繫がる」ことを意味します。つまり、D2Cブランドとは「デジタルを起点にしたブランド」や「生産から販売まで垂直統合をしているブランド」と言い換えることができます。
ここで重要なのは、「自社ECを創る=D2C」ではないということです。ただ創って終わりというのではなく、カスタマーとの真の「繋がり」を創ることが、D2Cを実現・成功させるためのカギとなるのです。
現代ではスマホやSNSの発達によりマルチチャネル化し、カスタマーとの接点も長時間化しています。そのため、カスタマージャーニーマップの作成に苦労している人も多いのではないでしょうか。
昨今、カスタマーはブランドを「点」ではなく「面」で捉えるようになっており、縦軸をマルチチャネル、横軸をカスタマーのライフタイムとして考えたときに、1つのブランドに携わる関係者は広範囲にわたりカスタマーと繋がることになり、他部門に渡って多くの役割を必要とするようになってきています。
そのため、関係者間でブランドに対する共通理解となる「設計図(=デザイン)」をしっかりと作っていくことが重要です。
SNS運用者や、EC運用者、店舗店員、オペレーターなど多くの役割が必要
デザインとは何か
GVでは、デザインとはパッケージなどの見た目的なものだけでなく、店舗の空間設計や接客スタイル、顧客体験なども全て含めて「デザイン」であると考えています。
ブランドのコンセプトを元に、プロモーションや店舗設計といった「事業戦術」、経営やマーケティングといった「事業戦略」、ヴィジョンやコンセプト、そしてストーリーといった「事業理念」を組み立てていくのかをデザインする、つまり“ブランドらしさ”を伝えるためにあらゆるタッチポイントを「設計」することが重要です。
現に、「ビジネスにデザインの概念を取り入れていきましょう」という考え方は徐々に広がりつつあり、経営において重要な要素となりつつあります。
デザインとは何か まとめ
・D2C ブランドを始める時には、まずデザイン(設計図)が重要
・デザインとは、“ブランドらしさ”を伝えるあらゆる顧客接点を 『 設計 』 すること
・デザインは経営において重要な要素の一つとなっている
Session2では、ブランドをデザインする際に抑えるべきポイントを事例を用いてご紹介します。
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