D2Cブランドの成長を支えるECプラットフォーム“Shopify” セミナーレポート
D2C時代を生き抜くためのポイントをご紹介するセミナーをお送りするシリーズの3日目。
最終日となる今回はSession3として、「D2Cブランドの成長を支えるECプラットフォーム“Shopify(ショッピファイ)”」と題した、トランスコスモス技術研究所の講演内容をお伝えします。
他のSessionはこちらから
Session1:ECシフトだけでは不十分! D2C時代におけるデザインの意義
Session2:事例でわかる!ブランドデザインにて抑えるべきポイントとは
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【登壇者紹介】
松野 亘
株式会社トランスコスモス技術研究所
サービス事業部
シニアコンサルタント
D2CとEコマースについて
D2Cを「直販」「中抜き」と認識し、単純化されてしまう傾向が多く見られますが、あえてD2Cの定義を設けるならば以下の3つのことが言えます。
① デジタル(データ)起点の「テック企業」要素を持つ
② 生産から販売まで垂直統合、カスタマーとのダイレクトな対話を行う
③ コト+モノの「体験」を通して、「ライフスタイル」を価値提供する
また、D2CのEコマースで必要とされる要素は、
① ストーリー・世界観を伝える
② 実際の体験を作り出すためのクリエイティブ・UX
③ タッチポイントを増やすためのSNS
の3つに分類されます。
具体的には、まずストーリーや世界観を伝えるとは、「ブランドや商品に込めた想いを伝える」ということです。
なぜ自分たちなのか?自分たちでばければいけないのか?どんな思いを持ってブランドを立ち上げたのか?商品化の背景は?どんなトライ&エラーを繰り返したのか?といった内容を正しく伝えることでファンの心を掴むことができます。
次に、クリエイティブ・UXを効果的に活用するためには、表現と機能のバランスを取りながら購入体験をデザインすることが求められます。
どれだけ世界観を作りこんでも、肝心のECサイトでの購入体験が悪いようでは本末転倒です。パッケージが手元に届いたときのワクワク感を演出したり、「開封の儀(unboxing)」と呼ばれるパッケージを開いた時の画像をSNS上にシェアしたりする購買体験を後押しできるようなデザインであったり、カスタマーサポートや運用なども含めて、購入完了後のサイト設計も必要になります。
そしてカスタマーとのタッチポイントを増やすためには、カスタマーとのコミュニケーションのためにSNSを活用した情報発信を積極的に行うことが必要です。
SNSの特性を理解し、自社のターゲットとなるカスタマーに合わせたSNSの活用したり、複数のSNSを組み合わせてカスタマーとのタッチポイントを点ではなく面で作ったり、単なる情報発信で終わらずに、双方向のコミュニケーションを通して「共感」を得ることが大切です。
D2CブランドにShopifyが選ばれる3つの理由とは
D2CブランドにShopifyが選ばれる3つの理由をお話しする前に、そもそも「Shopify」とは何かということを簡単にご紹介します。
Shopifyとはカナダ発のマルチチャネル販売に対応したSaaS型のECプラットフォームです。世界No1のシェアを誇り、175ヵ国で100万以上のマーチャント(店舗)により利用されています。
多言語、多通貨に対応したマルチチャネルプラットフォームとして、多くのSNSに対応したソーシャル連携や、オンラインやリアル店舗といった環境に関係なく販売できる仕組み、そして1つのツールを使用してすべての商品や在庫、カスタマーを管理できるバックオフィス機能など、優れた機能を数多く兼ね備え、SaaS型のサービスなのですぐに使い始めることができるのも魅力的です。
Shopifyについての詳しい解説は以下の記事もご覧ください。
では、D2CがなぜShopifyを使うのか?という理由をご紹介します。まず1つめは、「CMSとしての利便性がある」ということです。
誰でも簡単にECサイトの構築ができるUIを備えており、技術的な知識を必要とすることなく、コストを抑えた早期立ち上げが可能です。
また、注文(決済)、商品、顧客データなども一元管理でき、スマホアプリも非常に見やすいということもあり、CMSとしてのShopifyはWordPressに次ぐ世界シェア2位となっています。
ECにおけるNoCodeツールとして注目されるだけでなく、コーポレートサイトなどでも多く利用されていて、もちろんモバイルにもしっかり対応しています。
さらに、フラッシュセールにも耐えうる強固なインフラであるため、常に監視するインフラ担当をつける必要がないという点も人気のポイントです。
次に、「多様化する販売チャネルへの対応ができる」ということです。
InstagramやFacebook、Googleや楽天など、主要な販売チャネル連携が容易で、難しい設定などをすることもなく、すぐに使い始めることができます。
ストアの多言語対応も設定画面から追加が可能なので、越境ECもすぐに、そして容易にスタートできるのが魅力で、販売・売り上げをグロースさせるうえでのマルチチャネルでの接点作りができます。
多くの販売チャネルへの対応も簡単に行える
最後に、「ブランドの成長にあわせた拡張性が高い」という特徴があります。
Shopifyのアプリストアには3700種類を超えるアプリが存在していて、用途にあわせて機能を追加することができます。
そのため、D2Cブランドの成長にあわせて、初期はアプリを用いて効率的に、成長にあわせてフェーズごとに直面する課題に対しては、アプリを使い分けて詳細にカスタマイズすることが可能なので、場面に応じてプラットフォームを乗り換えるといった手間も一切かかりません。
用途に応じたアプリのバリエーションが豊富
Shopifyとは まとめ
■D2CとEコマース
世界観の表現をしながらコマース体験を提供。SNS活用で、ブランドへの「共感」と「つながり」を作る
■D2CブランドにShopifyが選ばれる3つの理由
・最低限の技術的知識で、コストを抑えた早期立ち上げが可能
・マルチチャネルでの接点作りが容易
・事業の成長に合わせた拡張性がある
トランスコスモス技術研究所は国内では数少ない「Shopify Plus」の公式パートナーです。そのため、Shopifyとの密接な連携のもと、企業のEC化促進に向け、様々な取り組みを行っています。
更にブランドの成長ストーリーなどの詳しい話をもっと聞いてみたいという方、Shopifyのプラットフォームについて更に詳細を知りたいという方はこちらからお気軽にお問い合わせください。
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数多くのサービス紹介やブログ、セミナー開催予定など情報更新を随時おこなっておりますので、ぜひご覧ください。
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